先日から、TOEICの単語対策のお話を続けています。
前回は、金フレのここが魅力!と言う話と、挫折しないためには、できるだけハードルを下げて続けること。だから、最初は、あえて見出しの単語のみ、英→日、をテンポよくパッパッパ・・とすすめましょう、というお話でした。今回は・・・
単語帳攻略 英→和のときの注意点
ちょっと前回の補足からしようと思います。
英単語を見てテンポよくパッパッパ・・と覚えていくときに、わざわざ日本語の意味を口に出して言ったりする必要はありません。
英単語をパッと見たときに、一瞬その意味が脳内に”イメージ”として浮かべばいいんです。
日本語(母国語)ですから、わざわざ日本語を口に出して覚える必要はないわけです。
たとえば
”book” という単語を目にした時に
みなさんの頭に浮かぶのは、「本」という漢字でも「ほん」というひらがなでもなく、言葉にできない「本のイメージ」ではないですか?
紙の手触りを思う人もいるでしょう、図書館にある一冊の本を思い浮かべるかもしれません。「本」という言葉としての日本語の前に、「本のイメージ」があたまにある。
そう、この状態が、本来目指したい状態です。
全ての英語を、「日本語に置き換えないで脳内イメージで理解できる」
・・・
ま、言ってしまうのは簡単ですが、なかなかむつかしいことでもあります。
とはいえ、目指すのはそこなので
英→和、の時には、いっしゅん脳内にイメージが浮かべばそれでオッケー、
逆に、そこまでできるほうが望ましい、ということなのです。
だからこそ、テンポが大切、です。
日本語、という言葉に置き換える間もなく意味をイメージできることが大切です。
えーー?それってなんか大変・・・
ですね、大変かもしれません。でも”book”はできますよね?”flower”も、きっとできます.
名詞じゃなくても、”happy”!でもできますよね。
なぜでしょう?
今まで数えられないくらい出会ってきた単語だからですよね。
パッと意味が思い浮かべられない、単語との違いは・・・、そう「出会いの回数」
だから、「出会いの回数」を上げるのが大切なんです。
そのために、テンポを上げて、スピードを上げて、回数をかせぐわけです。
単語対策 飽きたときは・・
さて。
理屈は納得できました。
理屈さえ納得できれば頑張れる・・・かといえば、
・・・
そ--だったらいいのになーーー、そーーだったらいいのになーーー♪
なんか歌いだしてしまいますね(こんな歌、お母さんと一緒で聞いた気が(笑))
そうなんです、理屈はわかっていてもなかなか続けられない。
それが人間(^_^;)
最初は「よーーし、わかったぞ、この方法でいいんだ!」と納得しても。
何日かやっているうちに、、ちょっと飽きてくるというか
つまんなくなってくるんですね。
どうしても単純作業みたいなものなので、単調で・・めんどくさくなる。
すると、自分の中の言い訳で
「本当にこれ意味があるのか???」という疑問がわいてきます(←経験者は語る)
そんな時は
逃げちゃだめだ!!!
なーーーんて自分を追い詰めると逆効果。
・・まぁ、あくまでも私の場合は、ですけど(笑)
逃げるな!負けるな!の自分スパルタでやる気が上がる人は、すごいです、どうぞそのまま進んでください。
わたしみたいに根性のない人~~~(笑)
こんな方法もありますよ、という提案です。
私のモットーは「無理はしない!」
大人ですもの、2週間後の中間試験までに!!とかじゃありませんもの。
ちょっと気持ちをゆったり持って、このままだと嫌になりそう・・と感じたら、ちょっと寄り道のおすすめです。
でも、「休む」わけではありません。
前回も言いましたが、「無理をして嫌になってやめてしまう」ここが一番避けたいところです。
でも、一度立ち止まってしまうと、車と同じで、動き始めが・・・お尻が重い~~~!となってしまうので。
立ち止まらずに、ちょっとゆるっと寄り道します。
単語対策 飽き回避 寄り道その1
まずは、私がよくやっていた方法をご紹介します。
これ、けっこうモチベ回復しますのでお勧めです。
まず、金フレをパッパッパ・・とやっていくのがしんどい、つまんない、、、ということなので。
金フレはいったんわきへ置きます。とはいえ、しまい込んだりしないでください、あとでちゃんと使います。
ここで取り出していただきたいのが、いちばん最初に買うべき、とおすすめした公式問題集です。
そう、あの全く歯が立たない、ちんぷんかんぷんだったアイツ、です(笑)
あれのですね、開いてほしいのはリーディングパートじゃなくてリスニングパート。しかも「解答・解説編」のほうです。
なんでかって?リスニングパートは問題のほうを開いても写真が載っている程度だから、です(笑)
「解答・解説編」には試験本番の日に音声で流れるスクリプトが字になって載っています。
リーディングパートでやってもいいのですが・・リーディングよりもリスニングパートのほうが、使われている文章が断然簡単なので、リスニングパートは字で読むと楽なのです。
これも挫折回避策の一つです。
では、本来は耳で聞くべきリスニング問題を、文字で追ってみましょう。
どうですか?パート1のスクリプトとか、めっちゃ簡単ですね。
これくらいならちょっと停滞気味の気持ちでも取り組めます。
で、どうでしょう?全部読めますか???
ところどころ・・読めない単語があるのではないでしょうか。
ここで、ひとつひとつ調べるのは、なかなか根気がいります。
今はともかくモチベ落ちているので、やることは単純にしましょう。
今から、リスニング―パートのスクリプトをざざざざざ・・っと目を通し、
パッと読んで瞬時にわからなかったところにペンで印を入れていきます。
繰り返しますが一つ一つは今調べなくていいです。
「ここわからん」「ここもわからん」「これ」「これも」「これも」・・・と
ただただチェックを入れていきます。
テスト1のリスニング、全部チェックを入れ終わったら、ひとつひとつの単語を見ていきます。
というのも、リスニングパートでは、進行形が多く使われるので、ingがついている語が多くあります。
よーくみてみて、ingを消して動詞の原形に戻してみたら、実は知っている単語だった、というのもけっこうあるのです。
動詞の原形にして知っている単語は、「あ、そうなのね、ふむふむ」と納得すればそれでオッケー。
ingやedがついていて見慣れていないだけ、元々知らない単語、それぞれどのくらいあるのかを自分で確認できましたか?
リスニングパートは、リーディングパートに出てくるほど難しい単語はそう多くはないので、チェックしていくのはさほど大変ではないと思います。
さぁ、どうでしょう、全然知らない単語はたくさんありましたか?ちょっとしかなかったですか。
ここからです。
紙辞書、電子辞書、ネット辞書、、調べるのもいいのですが、まずその前に・・・・・
開いてほしいのは、先ほど閉じた金フレ、その巻末にあるindexです。
知らなかった単語を、辞書で引く前に金フレindexで調べる。
・・すると・・
載ってるーーー!!!ってなります。
全部載っているとは限りませんが、公式問題集で洗い出したあなたの知らない単語、かなりの高確率で金フレに載ってるはずです。
載っているということだけでも確認出来たら、「そうか、この単語集をやるのはやはり無駄ではない」ともう一度確認できます。
それだけでも大きな収穫ですが、、、
せっかく知らない単語にチェック入れたので、それを活用していきましょう。
まず、公式問題集のチェックした知らない単語の横に、金フレマーク(金マークでもKマークでもなんでもOK)、そしてindexにあるページ数を書きます。「金P84」もしくは「K-38」とか。自分でわかれば何でもいいです。
ここで注意は、意味は書き留めない、です。
それをやってると手間がかかる、時間がかかる。
英→日のポイントは何でしたか?
そう、出会いの回数を上げる、そのためにはスピードアップ、でした。
だから、ここで書きとめるのは、金フレに乗っているページ番号だけです。
ページの番号だけ全部書き終わったら、ここで初めて意味を調べ始めます。
indexでみつけたページ数の金フレページを開いて、知らなかった単語の意味を「読み」ます。
読むだけです、書き留めません。
繰り返しますが、書き留めるのはページ数だけです。
金フレで意味を確認して、公式問題集のほうで訳をとってみて、ふむふむ、と納得したら次に進む、という感じで進めます。
最後まで、フムフム、ができたら、もう一度問題集を読んでチェックが付いた単語を、今度はちゃんと意味が分かるか・・と確認していきます。
意味が分からなければ、そこに書き留めてある金フレのページを開いてもう一度確認、です。
ここで、さっき「意味を書き写してはダメです」が効いてきます。
知らない単語の横とかに日本語で意味を書いちゃうと、どうしてもそっちを読んでしまうんですよね。
だから、出来るだけ意味を日本語で書き留めるという作業はしたくないです。
ページ数さえ書いてあれば、そのページをパッと開いて目で確認するのは、ささっとできるはずだからです。
またまた長くなりました。
金フレとのおつきあいは、まだまだまだまだ続きます。
では。
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