英語の音声を聞いて、スクリプトを見て・・
え・・・マジで?今の音声本当にこんなこと言ってました??
と。
なんか、音がぐにゃら~~ごにょぐによってなってて全然聞こえないんですけど、と。
字で読んだときに自分が思う音と、実際にネイティブさんが話している音が
違いすぎるんですけどーーーーー!と。
ありますよね、もうイライラして悲しくなってしまいます。
この、あるあるだけどなかなかに困った事象、
それはなぜ起きるのか、という原因を前回ツラツラツラと並べまして。
いやー、英語ってそもそもカタカナにはできない言語な上に、
こんなに音が飛んだりつながったりするのね、と、
こんなに日本語と違いすぎるんじゃどうにもならないじゃん・・・と、虚無感いっぱいになったあたりで何日も放置した形になってしまいました、すみません(笑)
今日はいよいよその解決編。
日本人であっても、現地で育ったわけでもないのにリスニングは上級者、という人たちは、
音がすっ飛んだりつながったりしているあの事象に対応ができてるんです。
ということは、我々にもできるんですよ。
ということで、具体的な練習方法をご紹介していきますよ!
リスニングが伸びる上に、発音まで少しずつ良くなっちゃう一挙両得の勉強法のご紹介です。
今日からあなたは脱カタカナ英語への一歩を踏み出すのです♪
よろしくお付き合いくださいね。
準備するもの
は、当然英語音声とそのスクリプト。
特にここが聞きにくい!という箇所が入っている
あまり長くない1文を選びましょう。
(↑ここ大事)
その音声は、音声速度が変えられるもののほうがいいです。
たとえば、スマホアプリだったらabceed の音声は、0.5倍速までゆっくり再生を選べますよね。
他にもお使いのアプリの音声が、ゆっくり再生できる機能はないかな、と探してみてください。
私は、主にPCを使うので、ただ聞くだけの時はWindowsメディアプレーヤーを使っていました。
手順はこんな感じ
- ウインドウズメディアプレーヤーで音を再生
- 再生の画面の上で右クリック
- 拡張設定
- 再生速度の設定
- 画面上にバーが出るので、左側に動かす
と音がゆっくり再生されます。
一番遅い状態(0.5倍速)で、ぐにゃら~~ごにょぐによってなって聞こえなかった個所を
聞いてみましょう。
さぁ、どうでしょう。ぐにゃら~~ごにょぐによっ・・は
ゆっくり再生しても、ぐ~~にゃら~~ごにょ~~~ぐ~~~によ~~
ですよね(笑)
そうなんです。
聞き取れないところって、ゆっくり聞いても聞こえない、というものがほとんど。
当然スロー再生なので、間延びしてて、でも何と言ってるかわからない変な英語が再生されます。
あるとき生徒さんが、なんかお経みたい、と言ったのですが、
まさにまさに!!
音の高低の取り方は違うものの、スロー再生した英語は、お経チックな要素があるのです。
それは、「声がずーっとつながっているところ」
お経って、ちょっとした息継ぎ部分以外は、お坊さんはずーーっと声を続けて発してますよね。
英語も実はそうなんです。
前回の「思っている音(カタカナ英語)と実際の音(ネイティブ発音)が違う件」
でとても長々とその原因を書いたのですが
語尾の破裂音の子音が全部省略されてしまって、
さらに後ろの語にリンキング(つながって)してしまうので、
声ってずーーっとつながってるんですよね。
なので、お経チックに聞こえるものは、思いっきりこちらも
お経チックに真似。
ぐ~~にゃら~~ごにょ~~~ぐ~~~によ~~、と全く同じように声に出して言います。
いわば、耳コピ!
聞こえてきた音をそのまま声に出してマネして言ってみてください。
ここで肝心なことは。
字を読まない!です。
字を目に入れていると、どうしても今まで身についてしまったカタカナ英語が顔を出し
どんなに真似をして声を出してみても
うーん、、、なんか違う・・💦
という音になります。
自分でも「あれ、音が違うなー、って感じるのに、でもどうすればいいのかわからない」という状態になりがち。
なので、まずは純粋に音だけマネしたいので、
- 目は閉じて
- いったん頭は空にして
- 心を無にします。
- ただただ聞こえてくる音に集中。
そして、
物まねをするつもりで、聞こえてきたそのまーんま声に出します。
一度ではまねできないかもしれません。
そこはあきらめないで、リピートリピートリピート!
同じ一文を何度もただ聞いて耳コピで言います。
こうして何度も繰り返したいので、短い文であることが肝心なのです♪
何度も繰り返すうちに、物まねが少しずつ上手になります。
0.5倍速で言えるようになったら0.7・・と次第に速さを元の1倍に近くなるように戻しながら練習します。
1倍で言えるようになるころには、もうあなたの耳はすっかり慣れているはず。
ここでおもむろに文字を見ます。
もう一度、さっき練習したネイティブの真似をした音を声に出してみます。
すると、
あ、この音が消えてるんだな、とか
あ、こことここがつながったんだ、とか
himのhは完全に跡形もないんだな、とか
nと後ろの冠詞のaがつながってたから、ンナみたいな音だったのか、とか
お?このtoはダ(もしくはラ・ナ)みたいな音に変化してたんだ!
と、原因編で解説してあったことが実感を伴ってわかる、はずです。
そして、1倍速できいても、ほぼ聞こえるようになっているはず。
これが
言える音は聞こえる、の法則です。
感覚でわかる
繰り返しますが、最初は、ほんの1行程度で練習してみてください。
最初から、大量の文を一度に、より、
とても短い分を何度も繰り返し!のほうが効率がいいです。
とにかく一度、あまり長くない一文を使って、脱カタカナ英語!の一歩を踏み出します。
こうして
「特にここが聞きにくい」が混じっている分を使って、声出し練習をして
あ、これがこうなって、だからこんな音になってるんだ、という発見を何度かするうちに
前回「思っている音(カタカナ英語)と実際の音(ネイティブ発音)が違う件」に長々と書いた
カタカナ英語と実際の音が違う色んな理由を、特に覚えるという努力もなく、
なんとなく「感覚でわかる」という状態になってきます。
*自分が出している音が聞こえてきている音とどーしても違う!ときは。
ちょっと似てきたけど、でもどうしてもなんか音が違う、
我ながら日本語っぽさが濃すぎる~~、という方は、
一度、フォニックスPhonics の動画などで、発声の練習をするといいかも。
フォニックスPhonicsは、日本の幼稚園児・小学生が国語を習う時に
「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ・・」と50音から習い始めたように
英語圏のお子ちゃまたちが、単語を学び始めるときに学校や幼稚園で習うものです。
検索するといろんな動画が出てくるので、ぜひ音の出し方から真似をしてみてください。
jollylearning
イギリス発音のフォニックス
jollylearning
聞けるようになりたいのに、発声の練習?と思うかもしれませんが、
先ほども言ったように「言える音は聞ける」ので
「言う」練習を積むことで、聞こえる音が増えてくるのです。
リスニングを伸ばしたかったら、ひたすら声出し物まね練習、です。
大丈夫、あなたもきっとできます!!
リスニングが伸びる上に、発音まで少しずつ良くなっちゃう一挙両得の勉強法、でした。
この方法で、ちょっと聞こえるようになったかも!と手ごたえを感じたら、
ぜひコメント欄からお知らせください。
わたしが泣いて喜びます(笑)
次回は、「音は聞こえてるんだけど、意味が取れない、しかも単語は全部知ってるのに意味が分からない」という方向けの原因と対策です。
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