“lose” と “loose” 、区別しにくいですよねー。
スペルが似ている上に発音も似ています。
意味がまったく違うので一度覚えればもう混同しなくなるのですが、最初のうちはどっちがどっちか覚えにくいものです。
このブログでは、ごっちゃになりやすく覚えにくい単語の組み合わせについて詳しく調べ、
印象に残りやすい手掛かりを見つけて、覚えやすくまとめて発信しています。
今回は、”lose” と “loose” の違い、意味、発音、そして区別の覚え方についてじっくり解説しましたよ。
最後まで読んでいただければ、二つの単語がしっかりイメージと結びつくので、きっともう二度と混同しなくなります。
では、さいごまでよろしくお付き合いくださいね!
LoseとLoose 意味の違いとスペルの違い
“lose” と “loose”まずはスペルの違いに着目します。
スペルは一目瞭然
oが一個なのか二個なのか
そこだけ!の違いですね。
まずはoが一個しかない、“lose” の意味からみてみましょう。
“lose” の意味
oが一個しかない“lose” は動詞です。基本イメージは「失う」
- 実際に何かを失う: 何かを所有していたり、何かを持っていたりするものを失うこと。
例えば、お金、物、機会、仕事、友情、時間などを失うことなど。- 例: She lost her keys.(彼女は鍵をなくしました。)
- 例: Don’t lose your wallet.(財布をなくさないで。)
- 試合や競争で負ける: スポーツの試合、ゲーム、競争などで負けることを表現する際にも使います。(勝利を失う、ということですよね)
- 例: Our team lost the match.(私たちのチームは試合に負けました。)
- 例: I don’t want to lose the game.(私はその試合で負けたくない。)
- 方向や目標を見失う: 方向や目標を見失うことを指す場合もあります。これは、物理的な場所だけでなく抽象的な「夢」とか「希望」とかの意味でも使われます。
例: We lost our way in the forest.(私たちは森の中で道を見失いました。)
例: She lost sight of her goals.(彼女は目標を見失いました。)
「oを一個失っちゃってさぁ、残り1個しかないんだ」と思うと覚えやすいですね。
“loose” の意味
一方、oが二つある“loose” 、多くの場合形容詞として使用されます。
イメージとしてぴったりなのは「ゆるゆる~」な状態。
- 緩んでいる、固定されていない: 何かが緩んでいたり、固定されていなかったりする状態
例えば、緩んだボタン、ゆるんだロープ、緩んだドレスなど- 例: The knot on the rope is loose.(ロープの結び目は緩んでいます。「ロープの結び目がゆるゆる」)
- 例: Her dress is too loose for her.(彼女のドレスは彼女には大きすぎます。「彼女のドレス、ゆるゆる」)
- 制約や拘束がない、自由な: 何かが自由で、制約や拘束がない状態を指すこともあります。
この意味では、自由な行動や考え方を表現するのに使われます。- 例: He lives a loose lifestyle with no rules.(彼は規則のない自由な生活を送っています。「ゆるゆるなライフスタイル」)
- 例: The party had a loose atmosphere.(パーティーは自由な雰囲気だった。「なんかゆる~いパーティーだったなぁ」)
- 緩い関係、つながりが希薄: 関係やつながりが緩い、強く結ばれていない状態を指すこともあります。
- 例: They have a loose connection, but they’re not close friends.(彼らはゆる~いつながりを持っていますが、親しい友達ではありません。)
looseのooの部分に緩さのイメージを重ねると覚えやすいかも
LoseとLoose 発音の違い
“lose” と “loose”は発音も似てはいます。でも、完全に一緒ではないんですよ。
まずはこの二つの発音を比較してくれている動画を見てみましょう。
“lose” の発音
発音記号はイギリス英語でもアメリカ英語でも luːz
最後はz、ズ、ですね。濁音で終わります。
“loose” の発音
発音記号はイギリス英語でもアメリカ英語でも luːs
最後はs、ス、ですね。濁らない、スーっとした音で終わります。このあたりからも力まないユルさを感じられますね。
ズ・・って濁らない、スースーと力が抜けたゆる~いほうが、loose
「ルーズソックス」は間違い?
和製英語の「ルーズな服装」とか、「性格がルーズ」とか「時間にルーズ」とかは、「緩い」という意味ですよね。
なので日本語で言う「ルーズな」は意味的には“loose”(ルース)のほうですね。(とはいっても、性格がルーズとか時間にルーズという意味で、英語としてlooseを使うことはありませんが)
和製英語の「ルーズな」は「緩い」という意味なので実は “loose”(ルース)
ということは、このルーズソックスも・・・・?????
「フットルース」で覚えるlooseの発音
「和製英語のルーズのせいで、looseの発音がどっちだかわからなくなっちゃうよ」
結局「ルース」?「ルーズ?」どっちなんだい!
と思ったときに思い出してほしいのが、大人世代には懐かしい「フットルース」
“footloose” は “foot”(足)と “loose”(緩い)を組み合わせた形容詞で、文字通り「足が緩い」
すなわち、”footloose” は、自由で拘束されていない、「足のおもむくまま」「自由で気ままな」という意味です。
この、足が緩いフットルースを思い浮かべると、緩いの発音が「ルース」のほう、と覚えやすいですね。
反意語で覚えるLoseとLoose
“lose” と “loose”のそれぞれ反対の意味の単語を知ることでイメージを固めてみましょう。
“lose” の反意語
“lose”(失う)の反意語は、“win”や “gain”など
- “win”: 勝つ、獲得する、成功するなどの意味
- 例: Our team won the game.(私たちのチームは試合に勝ちました。)
- “gain”: 獲得する、得る、増えるなどの意味
- 例: She gained a lot of knowledge from her studies.(彼女は研究から多くの知識を得ました。)
“loose” の反意語
“loose”(ゆる~い)の反意語は、”tight”(キッチリ、ピタピタ)
“tight”は、何かがきつく結ばれている、締まっている、密着している状態を表す形容詞です。
- “Make sure the knot is tight.”(結び目がしっかりしまっていることを確認してください。)
フレーズで覚えるLoseとLoose
“lose” を覚えるためのフレーズ “lose hope”(希望を失う)
oが一個だっけ2個だっけ?と迷ったらこのフレーズ思い出してみてください。
lose money
lose money(お金を失う)、そして lose hope (望みを失う)
money や hopeのoが一個なのは誰も迷いませんね?
なので、lose money や lose hopeを覚えていれば、「失くす」はOが一個のlose!と思い出せますね。
“I didn’t lose hope even when faced with difficult challenges.”
(難しい課題に直面しても、私は希望を失いませんでした。)
“loose” を覚えるためのフレーズ “loose mood”(ゆるーい気分)
ゆるい、のlooseのoが1個なのか2個なのか迷わなくなるために覚えておくと役立つフレーズは
loose mood (ゆるーい気分)です。
ムード、moodがmodだと思ってる人はいませんよね。ムードはmoodです。
なので、loose moodをワンフレーズとして覚えておけば、どっちもoが二個!と覚えやすいはず。
ついでに、ゆるい(自由な)足で気ままに踊るフットルース footloose もセットで覚えておけば、発音が「ルース」であることも思い出せます。
“After a stressful week, he finally relaxed and got into a loose mood.”
(ストレスの多い週の後、彼はついにリラックスし、ゆったりとした気分になりました。)
LoseとLoose 区別と覚え方まとめ と イメージ図
“Lose” と “Loose” の区別と覚え方をおさらいしましょう。
区別:
- “Lose”(ルーズ)は何かを失う、負ける、見失うなどの意味を持つ動詞。
- “Loose”(ルース)は緩んでいる、かっちりしてない、ゆるいイメージの(主に)形容詞。
覚え方:
- “Lose”(ルーズ)の “o” が一つなのは、一個oを”失った”とイメージしましょう。
lose hope (希望を失う) - “Loose”(ルース)の “oo” が二つ並んでいるのをみて、ぎゅっとつまってるからタイト(tight)な感じじゃないな、 “ゆるーいな” というイメージを持ちましょう。
loose mood (ゆるーい気分)
いかがでしたか?
覚えにくいな、ごっちゃになるな、と思う単語たちでも、イメージにしてまとめると印象に残って忘れにくく、区別しやすくなりますよね。
このブログでは、このように覚えにくい単語の組み合わせを、覚えやすくするための情報を発信しています。
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