「principal」と「principle」一発で覚える方法

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「principal」と「principle」、どっちがどっちだかわからなくなりがちですよね。
スペルも音もとても似ています。
でももちろん別の単語ですし、それぞれ独自の意味と使い方があります。
違う単語、ということはわかっているのに、何度覚えてもいつの間にかこんがらがっちゃうのが困りもの。

あるよ!


このふたつの単語の違いの覚え方のコツあります


この記事を最後まで読むと、もう二度と「まぎらわしいなぁ」と思わなくなりますよ。

目次

“principal”の使い方と意味:イメージは「主要な」

principal 使い方読み方を英辞郎で見る

「principal」は形容詞と名詞があります。名詞では、「校長」や「主任」ほかにも投資や貸し付けにおける「元本」や「本金」の意味もあります。
「校長」と「元本」がなぜ同じ単語?と思われるかもしれませんが、


どちらもコアには「主要なもの」「第一の」というイメージを持ちます。

「もっとも重要な」「principal」プリンシパル

“principal” 校長先生は教師陣のなかの主要人物


校長先生って学校や組織の中で最も重要な立場の指導者であり管理者ですよね。
教師陣の筆頭(第一の)責任者は校長先生です。



学校での指導・管理における主要人物、それが校長先生

(principal 校長先生 の例文)
「The principal of the school greeted the students at the gate.」
(その学校の校長が門で生徒たちに挨拶をした。)

バレエの主役も「プリンシパル」principalですよね。

“principal” 元手の金額は成果への重要な要素

また、「principal」は金融の文脈でも使われるときに
「元本」や「本金」を指します。投資やローンの取引において、元々投資または借入れした最初の金額を意味します。
投資や取引において、最初にいくら用意できるのか、その金額はその後の成果に影響を与える重要な要素です。だからこそ、「元手」「元金」は「主要な」役割を持っていますよね。

(principal 元本 の例文)
「The principal amount of the loan was $10,000.」
(そのローンの元本は1万ドルでした。)

【”principal” 一発で覚える方法と解説】

“principal”「校長」や「主任」、金融においては「元本」「元手」を指す単語です。
どちらも、「主要」で「重要」なものでしたね。

「校長」も「元手」も、「主要な」「重要な」というイメージを持っている、とわかってきたところで


あとは “principal”=「校長」とバシッと覚えられてしまえば
「校長」→重要→(お金なら)「元手」、と芋づる式にイメージできるはず。

ところで、palという単語を知っていますか?

仲間、仲良し、友人、など親しい友達を表す言葉 pal
昔は文通仲間のことを「ペンパル」と言いました。今でもオンラインで文字で交流する仲間ことをペンパルというようです。

“principalには、ご覧のようにpalが入っています。

「校長先生はお友達」

“principal“と聞いたとき、あ、palが入っているpal「友達」「校長先生はお友達」
と覚えてしまえば、principal=校長 は忘れませんね。

はい、イメージしてみましょう。
「校長先生はお友達」

注:語源的にprincipalのpalが友達や人物を示すわけではありません。

“principal”の語源とイメージ

  1. 語源:「principal」の語源はラテン語の「principalis」で、「主要な」や「第一の」といった意味。
  2. コアイメージ:「principal」のコアイメージは「主要な」「重要な」。人では「校長」「主任」お金の文脈なら「元手」です。
    この単語には「pal(友達)」が含まれているため、「principal」は学校や組織のリーダーが友達みたいだな、とイメージして意味を結び付けましょう。

“principal”の例文

  • The school principal greeted the students with a warm smile.
    校長は温かい笑顔で生徒たちに挨拶した。)
  • “She used her savings as the principal to start her small bakery.”
    (彼女は小さなパン屋を始めるために、貯金をお金の元手として使いました。)

principal パル・・・校長先生はお友達、校長→重要→元手
どうですか?イメージ定着してきましたか?
では、次に行きましょう。

“principle”の使い方と意味:イメージは「原理原則」

principleの意味・使い方・読み方を英辞郎でみる

「principle」は名詞で、「原則」や「基本原理」を表します。
普遍的な法則とか基本的なルールの意味で、科学、倫理、経済、哲学などの分野で広く使われます。
なんか話がかたそうで難しそうですね。

“principle” 原則・信念・方針


例えば、
「The principle of gravity explains why objects fall toward the Earth.」
(重力の原則は、物体が地球に向かって落下する理由を説明します。)

うん、なんかかたい。

また、「principle」は個人や組織の信念価値観を表すのにも使われます。
個人の倫理観や組織の方針、とかですね。
例えば、
「He adheres to his principles and will not compromise on his values.」
(彼は自分の信念に固執し、自分の価値観を曲げることはない。)

か・・・かたい。

「principle」が「原則」や「信念」として使われる場合は、抽象的なルールや基本的なアイデアを表していますね。

「principal」のほうが「校長」や「お金」など、実体のあるイメージしやすいものに対して、「principle」のほうは、形としてイメージしにくい抽象的です。

【”principle” 語源や関連語を解説】

「principal」(校長)が絵としてイメージしやすかったのに対し、「principle」は形がないうえになんだか堅苦しい感じなのでイメージがわきにくいですね。

もう一度基本を押さえます。
“principle”は「原則」や「基本原理」を指す単語です。

似たイメージのpleそしてle

principle の語尾、pleそしてleに注目して連想すると、似たコンセプトをもつ単語がありますよ。

  1. Example(例): 「例」という意味で、特定の事象や概念を説明するために示される模範的な事例を指します。
  2. Staple(主要な、基本的な): ある分野や文化において基本的で重要な要素や製品を指します。基本的な役割や地位を示す点で類似しています。
  3. Rule(ルール、規則): 特定の行動や振る舞いを指し示す規則や基準。ルールは守られるべき基本的な指針を示すため、行動や決定を規定する役割を果たします。
  4. Sample(例): 特定の事象や概念を説明するために示される模範的な事例を指します。サンプルは、新しいコンセプトを理解する際に参考となる具体的なケースや具例を提供する役割を果たします。

語源が何か一緒だとかいうわけではないのですが、どれも抽象的な概念をさす単語たちですよね。
pal具体的にイメージしやすいのに対して、ple抽象的な概念、なのでぼんやりとして絵になりにくい
こうして対比して覚えると、これまで二つがごっちゃになって紛らわしかったものが、違いがクリアになって覚えやすいですね。

“principle”の語源とイメージ

  • 語源:「principle」の語源はラテン語の「principium」「始まり」や「原則」といった意味です。
  • コアイメージ:「principle」のコアイメージは「原則」「基本原理」です。この単語には「ple」が含まれていて、特定のイメージをもつわけではない、抽象的な概念です。

“principle”の例文

  • Honesty is one of the fundamental principles in this organization.
    (誠実さはこの組織の基本原則の一つです。)
  • The principle of supply and demand governs the market economy.
    (需給の原則が市場経済を支配しています。)

    例文もなんだか堅苦しいですねぇ。

【”principal”と”principle” まとめと対比】

  • “principal”:
    「校長」や「主任」を指す単語で、語源は「principalis」コアイメージは「主要なもの」
    イメージは「友達のような存在」としての学校や組織のリーダーを思い浮かべると覚えやすい。
    校長先生は学校の主要責任者、お金の文脈では重要な「元手」という意味になる。
  • “principle”:
    「原則」や「基本原理」を指す単語で、語源は「principium」
    抽象的な概念としての普遍的な法則や基本的なルール。

どうでしたか?
ここまでちゃんと読んでくださった方は、「principal」と「principle」、もう二度と間違えないんじゃないでしょうか?
例文も、それぞれの単語のコアに沿った例文にしてあります。例文をなんども読んで暗唱するのも効果的です。

このブログでは、間違いやすいややこしい単語をこれからも取り上げていく予定です。
これ覚えにくいんだよね、解説してほしい、という単語がありましたら、コメント欄から教えてくださいね。

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紛らわしい単語の覚え方シリーズで、affectとeffectの解説もしています。
よかったらそちらも読んでみてくださいね。

*この記事を書いた人*
JUJU〈寿崎〉 加純

大人のやり直し英語講師

・企業様のTOEIC講習委託講師

・福岡県職業訓練TOEIC講習委託講師

・個人の生徒様のやり直し英語・TOEIC・英検・高校受験大学受験

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