「Affect」と「Effect」、混同しやすいですよね。一度覚えたつもりでも、すぐにどっちがどっちだかわからなくなります。
この二つは見た目も似ていて、発音も似ているため使い方を間違えやすいですが、実際には異なる意味と文脈で使われるものなので困りもの。
そこで、「Affect」と「Effect」のそれぞれの意味や使い方について、例文や語源も使って、イメージしやすく解説します。イメージできると覚えやすいですよ。
Affect(アフェクト)の意味と語源 例文でイメージ
Affectの意味 (…に)影響を及ぼす、作用する
「Affect」は主に動詞で、何かを影響させたり、変化させたり、何かに影響を与えること、です。
他のものに対してどのように影響を及ぼすか、を示す動詞なんですね。
Affect の語源 ラテン語の「afficere」
語源: 「Affect」という単語は、ラテン語の「afficere」に由来しています。これは「何かをする」「影響を及ぼす」という意味を持っています。
中英語に進化する過程で、「affecten」となり、その基本的な概念である「影響を与える」が残りました。
使い方: 「Affect」が動詞として使われる場合、多くの場合は他動詞として使います。なので何に対して影響を及ぼすのか、その対象が直接目的語として後ろに来ますよ。
Affect の例文 イメージしてみよう
- The emotional movie deeply affected the audience, leaving many in tears.
(感動的な映画は観客に深い影響を与え、多くの人を涙させました。) - The pandemic has affected global economies, causing widespread unemployment.
(パンデミックは世界経済に影響を与え、広い範囲で失業を引き起こしました。) - Lack of sleep can negatively affect your ability to concentrate.
(睡眠不足は集中力に悪影響を及ぼす可能性があります。)
それぞれ状況をイメージすると、「Affect」が特定の何かに対して影響を与えていることがわかりますね。
*AffectとEffect、同時に覚えられる例文*
affectが動詞で、何かに影響を与えるものだ、ということが分かったところで、次はeffectの解説に移る番なのですが、その前に、affectとeffectの両方が入った例文を見てみましょう。
“The supplement affected his health greatly, and the effect was remarkable.”
サプリメントは彼の健康に大きく影響し、その効果は驚くべきものだった。
どうですか?AffectとEffectは、似ているだけあって何か関係がありますよね?でも意味は同じじゃない。
ふたつの関係性を意識しているとだんだんわかってきますよ。
とりあえずこの文を暗唱すると、affectが「影響する」という動詞ということだけは覚えられますね。
Effect(エフェクト)の意味と語源 例文でイメージ
Effectの意味 結果、効果、影響、効力
意味: 「Effect」は、さきほどのサプリの例文にもある通り通常名詞として使われます。
特定の行動、出来事、状態による結果や影響を指します。
つまり、何か他のことの結果として起こる出来事や状況の名詞、それがeffect。
Effectの語源 ラテン語に由来「effectus」
語源: 「Effect」という単語もラテン語に由来しており、「effectus」
「成し遂げる」「結果をもたらす」という意味を持っています。古フランス語を経て、中英語の「effect」となりました。その際に、「結果」や「達成」の概念が残りました。
Effectの例文 イメージしてみよう
使い方: 「Effect」が名詞として使われる場合の例文
特定の行動や状況の結果や影響を表しています。それぞれイメージしながら読んでみましょう。
- The special effects in the movie were mind-blowing.
(映画の特殊効果は驚くべきものでした。) - The new policies had a positive effect on employee morale.
(新しい方針は従業員の士気に良い影響を及ぼしました。) - The sudden rain had a negative effect on the revenue of the outdoor event.
(突然の雨は、野外イベントの収益に悪い影響を及ぼしました。)
どうでしょう?「Effect」が特定の行動や状況の結果や影響を示していることがイメージできましたか?
カタカナ語のエフェクト
Effectはカタカナ語としても日本語の中に定着していますね。
- サウンドエフェクト: 音の効果や音響効果のこと
- ビジュアルエフェクト: 映像や視覚的な効果のこと
Affect Effect 対比のイメージで覚えよう
もっと区別をしやすくするために、affectとeffectを対比させてイメージしてみましょう~。
穏やかな水面に投げられた石を想像してください。
石を投げるという水に影響をあたえることが「Affect」。そして、その後に水に広がる波紋が「Effect」です。つまり
「Affect」は影響を及ぼす行為そのものを表し、「Effect」はその行為の結果や影響を示します。
- Affect(動詞): 石を池に投げると水面に影響をあたえる
- Effect(名詞): 石の投げられた結果として広がる波紋。
「Effect」を動詞として使ったり、「Affect」を名詞として使っちゃってたこと、ありますよね?
しつこいようですがポイントを再度おさらい。
また別の例文を使います。
たくさんの例文と出会うことで、イメージが定着してきますよ。
- 「Affect」は、何かに影響を与える行為を示す動詞として使います。
例: The weather can affect your mood.
(天気はあなたの気分に影響を与えることがあります。)
お天気が、貴方の気分に「影響を与え」ます(動詞) - 「Effect」は、特定の行動や状況の結果を示す名詞として使います。
例: The effect of the new law was evident in reduced crime rates.
(新しい法律の効果は犯罪率の減少で明らかでした。)
新しい法律がもたらした結果としての効果(名詞)が、犯罪を減らしました。
AffectとEffectの覚え方 まとめ
「Affect」と「Effect」は、「Affect」が何かに影響を及ぼす行為を表す動詞であり
「Effect」が特定の行動や状況の結果や影響を示す名詞です。
Affectの結果Effectがあるんですね。
忘れそうになったら、石と池の例をイメージして思い出してくださいね。
“The stone thrown into the pond affected the water, creating a water ripple effect.”
「池に投げ込まれた石が水に影響を与え(affect)、水の波紋効果(effect)を生み出した。」
紛らわしい単語の覚え方ををシリーズ化しています。
principalとpeincipleの解説もしていますので、よかったらそちらも読んでくださいね。
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