みんな大好きなデザートは英語でdessert。
そして、砂漠は英語でdesert。
dessert(デザート)とdesert(砂漠)、スペルがそっくりで紛らわしいですよね。
スペルがほとんど同じなのに意味は全然違う、そして発音も違います。
今回は、dessert(デザート)とdesert(砂漠)、この間違いやすい二つの単語を深掘りして調べ
わかりやすく覚えやすい形にまとめましたよ。
二度と迷わなくなる覚え方
そして、
自信もって話すためにはぜったいおさえておきたい、発音の区別もしっかり解説しています。
では、今回もがんばっていきましょう!
「dessert」と「desert」の区別は覚えにくい
dessertは「ss」、desertは「s」
dessert(デザート)とdesert(砂漠)
意味は違いますがスペルはほぼ同じ。
唯一のスペルでの区別の方法は、「s」の数です。
「ss」とsが二つ続くのが「デザート」
「s」が一つだけなのが「砂漠」
とはいえ、どっちがどっちだったか、一度では覚えきれませんよね。
どちらがsが一つでどちらがssなのか、覚える手掛かりが必要です。
語源の違いで覚える 「dessert」と「desert」
まずはそれぞれ、どのようにその単語が生まれたのか、語源に注目してみましょう。
dessert「デザート」はフランス語の「食事の最後」
dessert(デザート)の語源はフランス語の「desservir」
「食卓から下げる」という意味です。
元々は、食事の最後に食卓から料理を取り除く行為を指していたんですね。
デザートの語源「desservir」はサーブの否定
desservirは、servirをdesをつけて否定している言葉です。
des + servir
フランス語のservirは、英語にするとserve。
食事をサーブするのserveです。
desservirはservirの否定形。
servir – 仕える、世話をする desservir – 仕えない、世話をしない
サーブすることをもう終えますよ、というときに出てくるのがdessert「デザート」なんですね。
desert「砂漠」はラテン語の「捨てられた土地」
一方、desert(砂漠)の語源は、ラテン語の「dēserere(捨てる)」。
つなげる (serere) ことを、やめる(de)、つまり見捨てる、というところからきています。
de+serere
そこから「放棄された場所」または「荒野」の意味につながりました。
「人が住んでいない荒れ地」という意味合いから、草木もまばらで人が住みづらい場所「砂漠」を指すようになったそうです。
desertの動詞形・形容詞形
「砂漠」のdesert、品詞は当然名詞ですが、
desertが動詞になると、「~を見捨てる」「~を放棄する」になります。
ここにも、語源のラテン語「dēserere(捨てる)」の形跡が見えますね。
「dessert」と「desert」区別と覚え方のコツ
語源をたどることで
dessert「デザート」はdes + servirだからsがふたつ
desert「砂漠」はde+serereだからsが一つしかない
ということがわかりました。
でも、もっと覚えやすくしたいですね。
五・七・五で覚える dessert「デザート」のss
dessert「デザート」にsが二つ重なるのは
des(否定) + servir(サーブ)
だからss
これが理由。
でも、より覚えやすくするなら・・
やっぱり「デザート」でイメージしやすい「スイーツ」のs、とイメージを結び付けたほうが
覚えやすいし思い出しやすいですよね。
「デザートは スイーツたっぷり s二つ」と覚えると思い出しやすいですね。
五・七・五で覚える desert「砂漠」のs
desert(砂漠)の語源はdēserere(捨てる)、「見捨てられた場所」から砂漠につながったんでしたね。
この、見捨てられた寂しい感じをもとに、「砂漠」のdesertが s を一つしか持たないことを覚えましょう。
「砂漠には ただ一つのs さみしいな」と覚えてください。
「dessert」と「desert」発音の区別
さて
自信もってスペルが書けるようになっても、それだけでは自信もって話せない。
発音の区別も、はっきりできるようにしたいものです。
dessert「デザート」とdesert「砂漠」は、スペルはそっくりですが
英語の発音ははっきりとした違いがあります。
聞いたときにすぐにわかるように、そして自分でも間違いなく発音できるようにしたいですね。
dessertと desert 発音の参考資料リンク
- https://dictionary.cambridge.org/us/dictionary/english/dessert
- https://dictionary.cambridge.org/us/dictionary/english/desert
dessert(デザート)の発音を解説
dessertの発音を見てみましょう。
発音記号は dessert:dɪˈzɜːt
ネイティブによる音声動画で実際の音も確認してください。
- アクセントの位置
- dessert:2番目の音節にアクセント(ディザート)
- 最初の音節の母音
- dessert:「ɪ」の音(ディザート)
dessert(デザート)の発音のポイント
dessert(デザート)の発音のポイントは二つです。
- アクセントの位置が第二音節「ザ」の部分。日本語で「デザート」という場合とほぼ同じ
- deの部分の発音記号が「ɪ」なので、カタカナにすると「デ」ではなく「ディ」に近い
アクセントは日本語で言う「デザート」と同じ
dessertの発音ををカタカナにすると「ディザート」
ポイントまとめを把握した状態で、もう一度ネイティブ音声を聞いて、自分でも口に出してまねしてください。
desert(砂漠)の発音を解説
desertの発音を見てみましょう。
発音記号は desert:ˈdezərt
ネイティブによる音声動画で実際の音も確認してください。
desert
- アクセントの位置
- desert:1番目の音節にアクセント(デザート)
- 最初の音節の母音
- desert:「ɛ」の音(デザート)
desert(砂漠)の発音発音のポイント
desert(デザート)の発音のポイントも二つです。
- アクセントの位置が第一音節の「デ」」の部分。一番最初を強く言う
- deの部分は「ɛ」「ɛ」は「エ」より少し口を縦にひらいて言う短い「エ」
なので、deは「ディ」ではなく「デ」
アクセントは一番最初の音を強く言う
desertの発音ををカタカナにすると「デザート」
「dessert」と「desert」発音の練習方法
「dessert」と「desert」発音の違いをしっかり覚えるためには、声に出して練習するのが一番です。
練習の方法は以下の通り
- 発音記号と発音のポイントを把握しておく。
- ネイティブスピーカーの発音を聞き、声に出して真似してみる。
「dessert」と「desert」発音の練習用例文
「dessert」と「desert」発音の練習用例文を用意しました。
二つの発音の違いを思い出しながら、声に出して練習してみてください。
- I would like a chocolate cake for dessert.
- My favorite dessert is ice cream.
- The Sahara desert is very hot and dry.
- He crossed the desert on a camel.
dessert desert 覚え方のコツと発音の違いのまとめ
dessert(デザート)は、sが二つ
des + servir、「食事のサーブを終えます」が語源
おぼえかたのコツは「デザートは スイーツたっぷり s二つ」
発音は、「ディザート」
desert(砂漠)はsが一つ
de+serere「捨てられた土地」が語源
おぼえかたのコツは「砂漠には ただ一つのs さみしいな」
発音は「デザート」
いかがでしたか?
これで、dessert(デザート)と desert(砂漠)の区別がしっかりできるようになったんじゃないでしょうか。
発音の仕方も、ちゃんと練習できて自信がついたことと思います。
これからも、区別しにくい単語や覚えにくい単語の解説をしていきます。
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