いよいよ原因5つ目になります。
最後のパターンは「聞こえているけど、1回では意味が取れない編」です。
今回は、
リダクションにもリンキングにも慣れ、音はほぼ聞こえてる、
単語も文法もぬかりない、
何となく全部聞こえてる気がするし、スクリプト読めば「なーんだ」って感じであっさりわかる、
のに、なんで1回じゃ聞き取れないんだよーー!!!というあなた向けです。
今回は、2度目には聞き取れるのに、1回じゃ無理なのはなぜ?という原因を三つと
それを改善するための練習法と教材をご紹介しますよ。
けっこう、目からうろこかも。
よろしくお付き合いくださいね。
ここは大人のやり直し英語・初心者用ブログではありますが、
この状態まで来ているあなたは、たぶん英語、お得意なはず。
でも、だからこそですよね。
「わかるはずなのにわからない」からこそ、悔しいーーー!!!のです。
わかるわかる、そのお気持ち、よーーーくわかります。
文字読んで理解できるのに、聞くと理解が追いつかないという人に欠けているのはこの視点かも。
リスニングが一回では聞き取れない原因はここ
もしかして、あなたも当てはまるかもなので、
ちょっとやってみてほしいことがあります。
次の文を状況を映画のように思い浮かべながら読んでみてください。
くりかえしますが、映像のように思い浮かべてくださいね。
いきますよ。
「昨夜、帰宅途中に警官に呼び止められた。」
なんだか不穏な例文ですみませんが💦イメージしやすいかと思って(笑)
映像のように思い浮かべられましたか?
最初に、とても大きな範囲の状況があって、だんだんと話の中心にズームインするように話が進んできたのを感じられました?
え?と思った方、もう一度読んでみてください。
「昨夜、帰宅途中に警官に呼び止められた。」
昨日の夜、時の情報というぼんやりとしたものから始まって・・
帰宅途中に、という状況がきて・・
最後に話の中心である、警官に呼び止められたという「出来事」が語られます。
映像が周辺状況から中心に向かって次第にズームインする感じを感じられましたね?
再確認
「昨夜、帰宅途中に、警官に呼び止められた。」
ね?
日本語では、ぼやーっとしたどうでもいい映像から始まって、いちばん言いたいことは「警官に呼び止められた」という衝撃的な出来事なのに、それが語られるのは最後。
でも、この話を英語の文にするとこの順番になります。
The police stopped me on my way home last night.
「警官が私を呼び止めた、帰宅途中に、昨夜」
ですよね。
状況を映像で思い浮かべると、
話の中心から、だんだんと周辺の情報にズームアウトしていますね?
しかも主語が変わります。
もちろん、Iを主語に文をつくることもできますが、英語では行為者が主語になることが多いので、ここはやはり主語は the police。
いちばん言いたい「警官が私を呼び止めた」という出来事のアップからバン!とはじまり、
帰宅途中という場面説明が出て、
昨夜、という時の情報・・
とだんだん話がぼんやりズームアウトしてきます。
英語と日本語では脳の中でイメージ(映像化)する動きが逆だった!
このように、日本語の文を話す時と英語の文を話すときは、完全に脳内の動きがま逆なんですね。
そして、主語の選び方も違います。
これは考え方のクセみたいなものなんですよ
日本語はやっぱり、きっちり状況説明を順序良くしてから結論を言いたいにゃ
英語は、まず結論!なんだね。
大事じゃない情報は、つけたしのようにくっつけとけばいいか、って感じ。
英語がある程度得意な方でも、
語順が違う、とか後ろから訳せばいいとかわかっていても
これを「感覚」として会得できていない人は意外と多いもの。
聞こえているのに、文で読めばわかるのに、聞いてるときに瞬時に理解できない人は
- 語順の違いを理解はしていても完全に慣れてはいない
- 言葉の情報を「映像化」するくせが身についてない
- 映像化の順序が逆(ズームアウト)を意識できていない
のではないかと思います。
リスニングで意味が取れない原因 語順の違い「返り読みのクセ」
語順が違う
そもそも昔は学校できれいに和訳を作るために後ろから文を訳していくように教えられましたが
たしかに、脳の動きが逆なんだから、後ろから順番に訳していくと、日本語にしたときにきれいな和文にはなりやすいですよね。
受験や紙のテストにはそれはとても効率はいいです。
でも、文字で読むときには後ろから読めても、リスニングで流れてくる音声を後ろから聞くことはできませんねぇ。文字通り、逆立ちしても無理。
なので、英語リスニングの時は、英語の語順で聞こえてくる通りの順番で理解できないと、
最後まで聞いて、順番に逆再生で思い出す、というワザが必要になってしまいます・・
これが、単語も聞こえてる文法も知ってるのにリスニングだけ理解できない、という事態を引き起こします。
リスニングでは、英語の語順どおりに、英語のまま理解できないと、間に合わないのですね。
最後まで聞いて、訳そうと思ったときには最初のほうで何言ったか忘れちゃっています。
だから、英語のリスニングでは、
英語の語順のまま、聞こえてきた順に、前から前から理解できればこの問題が解決できそうです。
返り読みなしで英語の語順に慣れるには、スラッシュリーディング
前から前から順に英語の語順のまま理解しながら聞くのに役に立つのは、
スラッシュリーディング、です。
え?リスニングの対策なのにリーディングですか?と思うかもしれませんが、
「返り読みグセ」のある人は、そもそもまだ英語の語順に慣れきってはいない状態。
なので、まずは文を読むときから慣れていきましょう。
意味のカタマリごとに(多くは前置詞の前あたりに)スラッシュを書き込んで、前から前から読みます。
すると「何が」「どうした」「なんのために」「どこで」「いつ」と、
ブツブツとした日本語的には不自然な流れのものを読むことになります。
まずはその不自然な日本語に慣れる!
「なにが」「どうした」だけ読むと、
「いつどこでだろう?」とか「何のためにだろう?」という疑問が生まれます。
その疑問を補ってくれる情報があとにちゃーーーんと並んでいます。
「なにが」「どうした」だけ読んだところで「はいはい、いつですか?」とか「なぜですか?」と言った疑問を抱きながら読む、相槌を入れるつもりで読んでください。
本当に相手の話を聞く気になって読むと、ふんふん、で?何が?どうして?どこで??なんのために?と知りたくなって、自然と相槌が自分の中で沸き上がります。それが英語の語順!
決して一番最後まで読んで逆に訳すということをしない、という練習、です。
英語を英語の語順のまま読み下せるようになっているころには、リスニング力も格段に上がっているはずです。
英語と日本語では話の流れの構成順も違う
今の話は、1文の中でどんな順番で単語が並ぶか、でしたが、
話の流れの組み立て方そのものも、英語と日本語では違います。
一文の組み立て方の違いと同じで、
日本語では理由から結論。
~~~だから、~~です。
でも英語では、結論が先です。
~~です、なぜならば~~だからです。
「周辺の状況(理由)からはじめて、最後に結論に着地したい」日本語に対して
「まず、大事な結論を言いきってから、状況説明したい」英語。
英語に慣れていると話の初めに集中力を使っている
英語の勉強を一生懸命していると、討論番組で政治家さんの話していることがまだるっこしくてちょっとイライラしてきます。
これ、英検経験者あるあるだと思うんですよね。
英語のエッセイの練習してたり面接の練習しているうちに、そして英語で書かれたものをよむ、海外ドラマを見る、とかしているうちに、
質問がなされて、それに回答するときには、まず「結論」がくる!と脳が身構えるんですよね。
なのに、ある意味「日本語で説得」することのプロである政治家さんは、そのような話し方はなかなかしてくれません。
結論を言う前に、しっかりとした、とても長い長い説明をしてくださいます。
英語的討論に慣れた脳でそれを聞くとちょっとジリジリしながら聞くことになります。
今並べられている理由がyes,noのどっちに着地しようとしているんだろうか・・、と考えながら聞くのがストレスなんです。
英語に慣れていない人は、最初に前置きを置きたがる
逆に、「会話」の講座をしていた時に生徒さんに言われたことがあります。
Could you say that again? I couldn’t catch that. というフレーズを練習していました。
「聞こえなかったのでもう一度言ってください」と言いたいから、I couldn’t catch that. を先に言っていいですか?と。
やっぱり結論から言うって、慣れてないと心理的抵抗があるんだなぁ、と思いました。
一文一文の文の作り方にしても、話の組みたてるときの心の動きが、日本語と英語でまったく違うんですね。
ということは、英語の「文の作り方」と「話の組み立て方」に慣れていないと
「次に何が来るかわからないまま聞いている」ということになります。
もしくは「これが来ると思っているのと違うものが次に来ている」という状況が生まれます。
これでは、難しくて当然ですよね~~。
どっちへ飛んでいくかわからないボール、キャッチするの難しいじゃないですか。
逆に、どの方向に飛んでいくのかわかっているボールをつかむのはさほど難しくはない。
英語のリスニングも同じですよね。
1文の中で英語の語順のまま次にどんな言葉が来るのか、文全体の流れで、次にどんなことを言うのか
ある程度予想を立てられる状態で聞いているのと、まったく予想できないまま聞いているのとでは、
難しさが違って当然です。
TOEICのパート2でも時々出ますが、
「~~の~~って明日の何時だっけ?」みたいな問いに
素直に「〇時だよ」って来ると思って聞き耳立ててて、その通り数字が来れば答えられるけど
「その件の担当はトムだと思うよ、彼と話せば」みたいな答えが来ると、急に難しくなる、みたいなものです。
流れを予測しながら聞くと英語が聞き取りやすい
我々は、次にどんな情報が来るかわかっているほうが聞きやすいのです。
英文を読むとき、ドラマの字幕を読むとき、ただひとつひとつの単語に注目するのではなく、話の持っていきかたにも着目して、漫然とではなく、能動的に、「ふむふむ、こう来てこう言うのか」みたいな能動的な読み方をしてみてください。
すると、「あーー、日本語だと普通こう言うけど、英語だとこんな意識の流れ方をするのね」と感じることができます。
リスニングが意味が取れない原因 文構造や単語の理解が追いついていない
文を読むときにも、別に返り読みとかしないんだけど、
それでも文や単語の理解が、「時間的に」追いついていない人もいると思います。
要は、音声のスピードに理解が追いついていない状態の人の話。
これも、先ほどの「映像化」の話とむつびついてきます。
なぜスピードに追い付けないのでしょう。
英語のスピードに理解が追いつかない理由は和訳グセにもあり
それは、英語を英語で理解できていない、「和訳癖」に時間がかかっているのかも。
英語を聞いたときに、先ほどのように「映像化」でイメージするのではなく
日本語にしちゃってるんですね。
たとえ文法や単語をしっかり覚えていても、
日本語に置き換えてからやっと理解できる状態だと、やっぱりリスニング時には間に合わないんですね。
リスニングだと、脳内で日本語に置き換える作業をしているうちに、次の音声が聞こえてきてしまいます。
すると、脳が「訳す」という作業と同時に「聞く」もしないといけなくなり、パニックになってしまうんですね。
そのパニックが、さらに次に流れてくる音声の理解を妨げることに・・・
で、もうわからーーん!!となってしまいます。
・・ということは・・・
リスニングでは、頭の中で一度日本語に訳している時間はない、ということですね。
リスニングでは、文法も単語も「知っている」という状態だけでは足りない!
知識として知ったうえで、訳すことなく考えることなく「映像で感じる」状態にまでなっていたいわけです。
考えるな、感じろ!アチョー!!の状態です(古すぎる・・・)
リテンション能力が低い(英語が頭に残らない)
聞いているときはわかっているんだけど、それを覚えていられない。
私もしばらくここで停滞しました💦
聞いているときはフンフン、って全部理解できてるんです。
でも、問題文に戻ったときには・・・
あれ?なんだったっけ?なんて言ってたかな??なんか言ってたんだけどな・・聞いてた時はわかってたんだけどな・・・・・・です。
見事に忘れちゃってます💦
これ、悔しいんですよ~~~~、なんせ聞いてるときには理解できてるんですもん。
なのに、あっという間に忘れる・・
この状態を「リテンション能力が低い」と言います。
これ、自分が悩んだので以前原因を調べたことがあります。
そしたら驚愕でした。
聞き取ったのにすぐに忘れてしまうのは、脳の余力のなさが原因だった
原因は、「脳の情報処理のリソース不足」なんだそうです。
リソース、すなわち余力。
聞き取ることに脳の能力を使いすぎてて、それを保持しておくための脳の余力がない状態なんだそうです。
ということは、ここを乗り切るには聞き取り能力を爆上げして、余裕で聞ければ余力が残るってことですよね(笑)
といっても、そんなに簡単じゃないかもしれませんが・・・とりあえず方向は見えました。
リスニングが一回では聞き取れない解決法3選
以上のような、ちゃんと時間をかければ理解できるのに、リスニングが1回だけですんなり脳内に入ってこないという方への対策をお勧めしていきます。
解決法① 瞬間英作文
語順だけでなく、話の組み立て方の順に慣れ、和訳癖矯正もできて、脳のリソース圧迫解消にも役立つのが、
瞬間英作文を口頭で行う練習です。
負荷は高いですが、
読むのではなく実際に自分で声に出して言ってみる、
これが脳内に英語的語順と話の組み立て方をしみこませる、最強の練習法です。
なんせそのままスピーキング練習にもなっちゃうのです。
しかも、これが「訳しぐせ」矯正にも役立ちます。
そもそも英語で言える文をわざわざ日本語に置き換える必要がなくなるからです。
“Thank you” と言われて、あぁ、彼は今「ありがとう」と言ったんだな、と心の中で一度納得するなんて人は多分世の中にいないのです。
なぜなのか。thank you は自分の中から考えなくても簡単に出てくる英語だから。
自分の中からすんなり出てくる英語は、脳内で日本語にしなくても理解できる。
ということは、英語で言えることを増やしていけば、自然と訳しグセから解放されるのです。
そもそも瞬間英作文に取り組んだことのない方は、このような練習本もあります。
解決法② シャドーイング
瞬間英作文に少し慣れてきたら、追加していきたい訓練法にシャドーイングがあります。
シャドーイングは、聞こえてきた音をワンテンポ遅れて、シャドー(影)のように真似をしながら口に出していく訓練です。
瞬間英作文のように自分で英語をひねり出す必要はないですが、聞こえてくる音をマネしなければならないので、聞くことへの注意力を養うことができるのと、真似をするのでついでに英語のリズム感に慣れたり、発音も良くなってきます。自分の発音がよくなることがさらにリスニング力をアップさせるというお勧めの訓練法です。
リスニングとシャドーイングの関係についてはカイカイさんが「【これだけで十分】一番効率の良いリスニング学習 シャドーイング」という記事を書いてらっしゃるので参考にしてみてください。
解決法③ リプロダクション
瞬間英作文やシャドーイングより、さらに負荷をもっと上げて頑張れる!という方には、こちらのような通訳者用のリプロダクショントレーニングもおすすめ。
CD付 英語リプロダクション トレーニング 短期間で飛躍的に話せるようになる! (CD book)
ストーリーのある文章を、最初は英文を音読、慣れたら、和訳の文を見ながら英文にして声に出し、最終的には、4コマ漫画のような状態になった状態で、英語でナレーションをつけていく練習です。
ここまで来たら、帰り読みぐせが・・とかはまったくなくなります。
なぜなら
「昨夜同僚と和風居酒屋行ったんだけど、盛り上がっちゃって気が付いたら終電の時間でさー、あわてて店飛び出してめちゃくちゃ走ってギリ終電に乗ったんだけど、気が付いたらめちゃ足が痛いわけ、よく見たら他人の靴はいてたんだよね、まいったよ」
的なことを、4コマの絵だけを見ながら英文にして口に出すことになります。
言わずもがな、スピーキングの役にも立ちます!
まとめ
一度で聞き取れないのは、
・返り読みグセがあって間に合わない
・英語の語順でイメージできてない
・日本語への訳しグセで時間が足りない
・脳のリソース不足で覚えていられない
などが考えられるので、
スラッシュリーディングで英語の語順を体得し、瞬間英作文やシャドーイング、リプロダクショントレーニングで、英語を英語のまま理解しイメージする力をつける。
すると、聞くべきところに集中でき、会話の流れを予測する力がついてイメージ化もできます。
特に、読むときも聞くときも、「興味をもって能動的に」英文に向き合うのが大事。
補足 全部を完璧に聞き取ろうとしすぎない!
これは、私の反省なのですが「細部に気を取られすぎ」ということも多々あると思います。
リスニングに自信があるからこそ、「すべてを聞いてやろう!!!」と思いすぎて、
ほんのちょっと聞き取りにくかっただけで、そこで思考が止まる、ということが起きがち。
本当は、ちょっとくらい聞き逃したって、話の流れからその穴は埋められるのに、
一瞬ちょっとだけわからなかったことに心がとらわれすぎて、そこから後が聞けてない、ということも起きます。
これは、自戒も込めて
「決して、全てを完璧に聞き取ろうとしすぎなくてもいいんですよ」と、
自らにも言い聞かせたいと思います。
次回は、TOEICにおけるリスニングパートの攻略法 パート1と2編です。
今回も、長々と読んでくださってありがとうございました。
英語、お互いにがんばりましょうね~~~~。
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コメント
コメント一覧 (4件)
こんばんは
この内容にとても興味深くて深夜に結構長いコメント書いたら最後で消えてしまいました😰
明日、気力があったら書きます。
あらー、消えちゃったんですね。残念。
でも、この記事に興味をもってコメントを書いてくださったというその事実が超うれしいです。
ものすごーーく時間かかった記事なんですが、需要があるのか不安でした(笑)
これを読んで何を思ってもらえたのか興味があるので、
また気力とお時間があったらお待ちしています(笑)
特にコメントの文字数制限はもうけていないはずですので、超長文でも大歓迎です。
こんにちは
深夜に記事を読んでベットから5cm程飛び上がったBirch waterです。
単語も文法もぬかりだらけです・・・・が、何となく全部聞こえてる気がするし、スクリプト読めば「なーんだ」って感じがあったり・・・なかったり(汗)
聞いているときはフンフンと理解しているけど、問題文に戻ったときには・・・あれ?なんだったっけ?・・聞いてた時はわかって(はず)たんだけどな・・・・・一瞬わからなかったことに気を取られてその後がも何もかもあるあるです。
(勿論、複雑な上級者向けは全く無理なのは分かってます)
語彙不足もあるし、ディクテーションでの冠詞や前後の単語との同化問題も文法等で補っていけるのかな?とは思ってるのですが、“ふわっと聞いてるからだよ!! ちゃんと集中しろよ!! もうその歳だとサッとついていけるわけないじゃん?!”となるんですよね。
『語順』
私にとっては英語への苦手意識の一つの要因でもありますが、この記事で改めて英語は私の得意な露語ともやっぱり違うということを再認識しました。
「昨夜、帰宅途中に警官に呼び止められた。」
露語だと 「昨夜 ⇒帰宅途中に ⇒警官が私を呼び止めた。」
警官に呼び止められた >>警官が私を呼び止めた
主語が変わるのは英語と同じですが、【いつ】⇒【どこで】⇒【何が】が自然
【いつ】が末尾にくるのは基本あり得ないし、【どこで】も警官がよびとめた 帰宅途中で は不自然というか、会話の中でなら
昨夜、私を警官が呼び読めたの・・帰宅途中だったんだけど・・
これならあり得る感じです。
余りに語順問題が気になりすぎて、念のためネイティブにも確認しました(笑)
あくまで、今回の例文が顕著に違いを浮き立たせているのですが、語順の問題は私には深いですね ((+_+))
「脳の情報処理のリソース不足」これも面白い!
聞き取ることに脳の能力を使いすぎてて、それを保持しておくための脳の余力がない状態
原因がわかるだけで光が遠くにみえてきそうなきがするから、瞬間英作文を口頭で行う練習はやってみたいです。
露語と日本語、語順の感覚が近いんですね!
土地が近いことと関係があるのかなぁ・・・。
「 昨夜、私を警官が呼び読めたの・・帰宅途中だったんだけど・・」
これは、「昨夜さぁ」を強調したかったら英語でもありますね。
結局、言いたいことを先に言ってしまうという気性の人たちの言語なので(笑)
やっぱり、特に何かを強調したいわけじゃなければ、記事の中にあげた語順がノーマルバージョンです。
語順に関してはやはり慣れていくしかないと思っていて
その「慣れる」ためには、たくさん読む・聞くの時間よりは、しんどいけど自分の脳内からひねり出す、ほうが早いと体感しました。
なんというか・・
聞く・読むが下り階段だとして、100階分くだらないと覚えられないものを
自分の脳からひねり出して口で言う、を上り階段だとすると、3階分くらいでなんかわかってきた、という手ごたえが出る・・というか。
下るほうが楽だけど、上るほうが成果が出やすいと思います。
紹介した青い本は、文法別になっているので、文法を体感で覚えるのには向いてますよ(ただ、ちょっと文が教科書チックで面白くないのが欠点)
脳のリソース不足と、小さな事を気にしてしまうは私も欠点なのです💦
Birch water さんなら、耳はかなり良いし、ちょっとぼんやり気楽に聞く、くらいのほうが、そもそも知らない語彙というところに余計なエネルギーとられすぎなくて実力発揮できるかも。
ほんと、聞き取り能力の高さに感心します♪
次回はいよいよTOEICリスニングに特化した記事を書きますので、また読んでやってください♪