【TOEICリスニング】パート1と2 コツと教材の使い方 当日の注意点

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リスニング上達への道シリーズ、最後はいよいよTOEIC編です。

これまで、リスニングが苦手の原因を5つに分けそれぞれの原因別に勉強法をまとめてきました。

最終回は、TOEICでのリスニング対策をパート別にお届け。

あなた、もしかして・・・

TOEICのリスニング教材、買ったはいいけど一度解いてしまうと答えを覚えてしまうので、あとはただただTOEICリスニング音源を聞き流す以外に活用法がみつからないな~~~、

なーんて思ってませんか?

リスニング教材、ただ聞くだけなんてもったいない。

パート別のリスニング教材の有効な活用方法と、試験当日に注意すべきこと、パート別の問題形式、TOEIC初心者の方向けに試験中にはこれをやってみて、というちょっとしたコツもお伝えしていきますよ。

今回は)パート1・パート2編。よろしくお付き合い下さいね。

【前置き】

TOEICのリスニングパートを語るということで、えらそーに、お前一体何点とれんだよ!という突っ込みは覚悟の上💦

私はTOEIC満点講師などでは決してありません。

ここは、英語苦手な塾講師でパソコン講師だったおばちゃんが、大人になってから趣味で英語を始めたら、なんと英語講師になっちゃいました、だから英語苦手な大人のあなたでも、英語と仲良くなることはできるよ、というブログです。

私自身今でもまだまだ皆さんと同じく目標に向かってチャレンジ中の身ではありますが、一応、初心者向けTOEIC指導もしてきたし、リスニングパートはわりと得意なので、きっと皆さんに、参考にしていただけるものを提供できる、と思って書いています。

ということで、恥ずかしながらスコア表を貼っておきますね。

リスニングはだいたい480くらい。調子悪くても470はとれるので、9割はキープしている状態です。

詰めが甘いにゃ

集中力不足だね

バレてますね

目次

【試験前】音量チェック時 聞こえにくかったら申告する

TOEICの試験で教室に入ってまず気になるのが、教室内の自分の座席位置。

小さな教室に割り振られたらさほど気になりませんが、

大き目の100人以上軽く入るような教室だと、どきどき。

だって、スピーカーからの位置によって音声の聞こえ方がだいぶ違うんですもん。

そんな大きな教室の時に限って、後ろのほうに割り当てられたりするんですよね・・・。

TOEIC試験開始前に教室内で注意事項が放送されます。

その時に、音量チェックもあります。

「聞こえにくかったら手を挙げてください」と言われます。

えぇ、その場で手を挙げる人はほぼいません。

いません・・・が!!!!!

挙げてはいけない、というわけでは絶対になーーーーーーーい!!!!

のです。

ちょっとでも聞きにくい、と思ったら勇気を出して手をあげましょう。

はい、その辺無駄に年をとってはいないはず(笑)

こーゆーことも、いっときの恥ずかしさ、5分後にはみんな忘れてる、ということを我々大人は知っています。

というかね、事前の音量チェックって、どうしてもほぼ人がいない教室で行われているんですが

あれ、人間が多ければ多くなるほど聞こえにくくなるものですよね。

がらんとした教室には音は大きく響くんです。

そして、試験本番中にはそこに人がたくさん入ってるんですもの、事前チェックの時より聞こえにくくなってて当たり前なんです。

そう思えばね

「ちょっと音を大きくしてほしいな」と思っているのはあなただけではないのです。

だから、ここはみんなのためだと思って、大人のあなたが手を挙げてください。

運が良ければ、音量を上げてもらえますし、

そうじゃなくても、あなたはちょっと前のほうの空いている席に移動させてもらえます。

ここは、若者より大人のほうが有利ですよ。

「聞こえにくい」と申告するのは、若者より我々のほうが言いやすいはずです(笑)

ただし!!

試験会場によっては、教室備え付けの性能の良いスピーカーではなく、

大き目CDデッキとかで音声を流すところもあるのです。

CDデッキの場合、音を上げてもらうと逆に音割れして聞きにくい、なんてこともありますので

そこはちょっと注意が必要です。

【試験中 tips その1】試験開始時に見る場所

まず、試験開始直後

あなたは何をしていますか?

私は、以前はパート1の写真をざざっとみていました。

でも、正直、音声が流れる前に写真情報を先に見ておくメリットはあまり・・なかった・・

というのも、パート1の写真って、そんなに間違い探しのように隅のほうまで注意しないと見えないようなものは問題にはならないんですね(笑)

なので、今は試験開始で封を切ったら、まず大急ぎでパート3,4の図表に目を通します。

表だったら項目をざっと見て、何の表なのかを把握。

地図も、ざっくり把握します。公園なのか駐車場なのか。

固有名詞がパッと見読みにくそうなものがないかチェック。

テンパりすぎててパッと見て一瞬わからなかったけど、なんだLettuceってレタスじゃん、と隣のTomatoを見てわかる、とかありますし(笑)

グラフも、数字が一番大きいものと一番小さいものだけはチラ見して把握しておく、とか。

パート1のディレクションが流れている間は、可能な限り図表のチェックに使います。

これだけで、実際にパート3,4で図表問題にたどり着いたときの負荷が違うんですよ。

初心者の間は、図表問題は捨てても可、という考え方もありますが、

でも、事前にちょっと見ておくだけで、もし1問でも取れるなら、見ておいて損はないじゃないですか♪

caution!!

ディレクションが流れている時間に、リスニングのパート3,4を見るのはお勧めですが、

リーディングパートの問題を解いてはいけません!!

これは禁止事項になってます。見つかったら大変なので、見るのはリスニングパートだけにしてくださいね。

【試験中 tips その2】マーク時のペンの動かし方

これは、よく言われることなのでご存知の方も多いかもしれませんが、

必須テクニックなのでもし知らない方がいてはいけないので念のために書いておきますね。

リスニングでやってはいけないこと、

それは・・

マークずれ!!!

どこかの行で1行に2問分マークしちゃって、そのあと全部芋ずる式にずれちゃった・・・

これ、気づいたときには恐怖でしかないです💦

(↑2度ほどやったことある)

まず時間をロスします。

そのうえ、試験始まったばかりなのに、もうオワタ・・感半端ないです。

そのまま机の上片づけて退場したくなります。

パート1のディレクションの終了のころに、ペン先を置くべき場所・・・

それは・・・・当然1問目の行、ですが

もっとピンポイントでしっかり紙の上においてください。

1行目の、Aのマークの上。

もちろんそのまま塗るわけではありませんよ(笑)

ただ、そっとAのうえにペン先を添えておき、

そのまま心静かにAの選択肢の音声を聞きます。

「違うな」と思ったらBの上にそのまま真横にすっとペン先を滑らせます。

Bを聞いてまた「違うな」と思ったらCの上にペン先を置いてCの音声を聞きます。

Cだと思えばそこで塗ります。

違うと思ったら、また真横にしずかにペン先を移動、Dの上にペン先を載せた状態で聞きます。

このように、これから流れてくる音声のマークの上にペンを置いた状態で聞いて、

これだ!と思ったときに塗る、が鉄則。

とにかく、むやみやたらにペン先を浮かせないことが重要です。

さて、Aを聞いたときに、「違う」と確信が持てなかった時どうするか。

私は、Aに確信が持てなかった時は、左手人差し指をAのマークの上に置き、ペン先はセオリー通りに右に動かします。

最後まで聞いて、他の選択肢が違っていれば、最初に迷ったAが正解です。

Bで迷った場合は、Bの上にペンを置いたまま続きのCとDを聞きます。他にピンとくるものがなければBを塗ります。

このように、横にしずかにスライドして行のずれを防ぎます。

当然、正解だと思ったマークを塗りつぶした後は、1行下へ。

ナンバーを耳と目で確認してから、またAのマークの上にペンを置いて音声を待つ。

この繰り返しです。

マークずれが発生しがちなのは迷ったとき。

迷ったときにペンが宙に浮くと一行ずれがちなのです。

なのでペンは宙に浮かせない、横にそして1行下に、そっと滑らせるだけ、です。

パート1勉強法

*心がまえと問題形式

ご存じ写真描写パート。

写真を見て、正しく描写されている選択肢を選びます。

  1. 問題数は6問。
  2. 選択肢の数はA~Dの四つ。

ここが特に苦手!という人はいないにしても、

実はひそかに曲者パートだったりします。

が、初心者さんのうちは、得点源であることには変わりないので、

冷静に「とるべき問題」をとっていきたいところです。

逆に1問くらいは落として可。毎回、ひっかけやひねった問題が1問くらいは混じってますので、

そこは捨ててOK。

*メンタル力

とにかく気を付けたいのは、一瞬感じてしまった「あちゃ・・・」という感覚を、後々まで引きずらない!

ここ、TOEICのリスニングパート全般においてとても大事です。

TOEICのリスニングパートの何割かは英語力テストではなくメンタル力テスト。

気を抜かない集中力と、細かい時制や態まで意識する注意力も必要とはされますが・・・

時制と態のひっかけに引っかかるのは、もう最初のうちはOKにしていいのではないかと思ってます。

それよりは、明らかに素直に語られる問題だけ確実にとることに集中。

小さいことに気を取られすぎて、本来取れるはずのものまで落とすことのほうがもったいないです。

*パート1教材の使い方 何度も使いまわす!

パート1用の問題集をお持ちの方は、それを解いて練習しているとは思いますが、

まさか1度といて終わりってことはないですよね????

でも、パート1は一度解いたら答え覚えちゃうにゃ

そうそう、これが正解ってわかるから、2度といても練習にならないんだよね

せっかくの教材、一度だけ使って、解説読んでふんふん、と思って終わり、はもったいない~~~のです。せっかく買ったんですもん、有効利用しましょうよ。

そもそも、間違った問題があっても、解説読んでふんふん・・・って・・

本当にそれで身になってます???

そういえば、解説読んでも、イマイチ手ごたえがないままだったりするかも

ですよね~~~。

パート1の問題集は、間違いの選択肢のスクリプトと訳が書いてあって、

その訳をみれば「あ、違うな」ってわかるので、そのままにしてしまいがち。

でも、スクリプト読んで「あ、違った」で終わってしまうのはもったいない。

それだけではリスニング力って、あまり上がらない気がしません?

パート1教材は、もっとリスニング力を伸ばすための良い使い方があるのです♪♪

リスニングパートの問題集は、当然音源がついてますよね。

それを活用しちゃいますよ。

*2回目以降は、誤答の音源をイメトレに使用

誤答の選択肢の写真をイメージしてみる

リスニング教材、一回解いて2回目以降、答え覚えちゃったしなー、という時の音声の使い方は、

誤答の選択肢のほうに着目するのがカギ

誤答の選択肢のスクリプトをしっかり読んで、

どんな写真だったら、この誤答が正解になる??って考えます。

Some office supplies are being scattered on the desk.

だったら、たとえ整頓された写真が写っていようとも

「あぁ、この机の上に事務用品が散らかってたらこの選択肢が正解になるな」とイメージ。

そもそも、英語を日本語化せずに脳内でイメージする練習に、パート1の文はとても向いてるんです。

なんせ写真を描写している前提なので、「絵になる」文が多いんですね。だからイメージしやすい。

これが、あいだで「日本語化」しないで英文をそのままイメージする練習に最適です。

ラッキー♪

すべての誤答の選択肢で、「この文はどんな絵だったら正解かな」をやっていきます。

そうすると・・

どきどき、どーーー考えてもこの写真とは全く結びつかない!!!という選択肢が出てきます。

完全に場面が違う!!!!のです。

お庭にイスが写っている写真なのに

A man is chairing a meeting (会議で議長を務めている)

とか言ってたりします。このように、一瞬「チェア」って聞こえたからこれ選んじゃえ、みたいな、「ひっかけ問題がある」ということに気が付くこともできますよ。

そうやって、誤答選択肢をイメージする練習をしたら、次にトライするのは、

あえて写真を見ない!です。

写真も何も見ずに、誤答の選択肢を脳内で絵をイメージ

写真は全く見ないまま、ただ音声に集中。

そして聞こえてきた情景を、聞こえてきたまま脳内にイメージします。

He is moving the furniture. と聞こえたら、誰か男性が何らかの家具を動かしている状況をイメージ。

棚でも椅子でもソファーでもいいんです。なんか家具を動かしているんだね、と即座にイメージする練習をします。

これ、パート1練習用の音声でやると意外と難しいですよ。

写真見ながら音声聞いて、正しいものを選ぶのは楽ですが、

音声だけに集中して、脳内イメージしようとすると、最初のころは意外とイメージが音声に「間に合わない」です。

で、間に合わない原因には、前回1回で聞き取れない、の記事にまとめた自分の弱点が潜んでいるはずなので、

そこんとこ反省しつつ、瞬時に脳内に映像化する訓練だと思ってやってみてください。

適度なポーズのあとに次の誤答の音声が流れるので、「イメージ化」にかける時間を縮めていく訓練にもなります。

あーー、イメージする前に次の音声が流れちゃうよ・・ってなったら、それはイメージ化が遅いということ。次の音声が流れる前に頭の中で情景を思い浮かべてくださいね。

クイズとかゲーム感覚で、「あー、まにあわんかった、クソー!」とか思いながらやると意外と楽しいです。

これやってると、パート1独特の

「こんな文章多分一生言わない」みたいな、変な文にも慣れることができます(笑)

「イス」と素直に言えばいいのにfurniture(家具)になってたり、「自転車」っていえばいいのに vehicle(乗り物)になってたり(笑)

あと、工事用の一輪車 wheelbarrowとか、TOEIC以外ではほぼ出会わない単語たちにも慣れることができます。

パート1頻出の独特の単語一覧は、金フレなどのTOEIC語彙教材にもあります。

TOEICの前日の悪あがき、としてお勧めなのも、このパート1頻出単語の確認です。本当に頻出なので、「出た出た!」コイツ、知ってるよ~、と当日喜べる確率はけっこう高いかも♪

パート頻出単語を覚える方法については、こちらの記事で書いています。

パート2勉強法

*心がまえと問題形式

ふたりの短い会話形式問題がこのパート2です。

一人目が何かを言うので、それに一番ふさわしい返事を選びましょう、というもの。

  1. 問題数は25問(・・・多い~~~💦)
  2. 選択肢はA~Cの三つ。

リスニング初心者のころは、パート2好きでした。少なくとも3や4よりはわかる、と思ってました。

今は、一番苦手です。パート2。が一番消耗するし、いちばんメンタルやられます。

ある程度リスニングで高得点をとるようになってから、一番しんどく感じるようになるのがパート2。

なので、まだまだリスニングパート全体が苦手、特に後半の長い文がわからない、と思っている間は、パート1と同じく、パート2でもトリッキーな答えにくいものは落としてOKのつもりで、

基本の問題を落とさない、に注力するのが得策です。

*出だしに全集中

基本の問題を落とさない、とはすなわち、Yes, No問題なのか、5W1H問題なのかを聞き分けることに注力、です。

前回、リスニングが一回で意味が取れない編 でも解説しましたが

日本語だと大切なことは後半にくるので、どうしてもその癖で前半を聞き逃しがち。

私たち脳は、通常モードだと話の結論(最後)にフォーカスする癖がついています。

でも、

パート2は1問1答形式。とても短い会話なので、冒頭を聞き逃すともうリカバリがききません。

毎回、会話の出だしに全集中!が基本です

あと、リスニング対策本にもたくさん「テクニック」が出ていると思うので、興味がある人は読んでもらってもいいのですが・・

「テクニック」に気を取られすぎると気が散るというデメリットもあるのがパート2です。

なんせ会話が短いので、一瞬余計なことを考えるともう音声が終わってる・・ということになりがち💦

集中力勝負のパートなので、テクニックに走るよりは、音声の出だしで何を問われているのかをぐっと集中してとるのが吉、だと思いますよ。

「会話」なので、一人目が何か言い終わったときに、その状況を素直にイメージできているかどうかがカギです。

話しかけられている人の気持ちになって聞き耳を立て、自分が答えるとしたら、と思いながら聞いてみてください。

*パート2教材の使い方 なりきり英会話

なので、問題集の使い方としては、1度解き終わったら、正解選択肢を使ってスピーキング練習だと思って

一人芝居がおすすめ

状況をイメージする練習になります。

A「ねぇ、エレベーターの修理っていつ終わるんだっけ?」

B「お知らせの張り紙が廊下に貼ってあるよ、見てごらんよ」

みたいなミニ会話を、一人会話で瞬間英作文。

落語家さんみたいに、気持ちを込めながら一人芝居してください。

感情込めて、なりきって一人芝居ですよ。

気分は「私は女優!」です。

心を込めて、その気持ちになって声に出した英語は、脳にめちゃめちゃしみこみます。

だから、これをやると、パート2の会話のパターンが分かるとともに、やっぱりスピーキング練習になるのです(^^♪

TOEICのパート2教材をつかってもらってのオンライン英会話も絶対おすすめ!
実際に会話に使ったことある言い回しは不思議なくらい聞き取れます。

これを教材に使いたいです!と指定できるオンライン英会話は、日本人講師充実のワールドトークがおすすめです。
ワールドトークを使ってよかった話は、こちらの記事で書いています。

ワールド トーク

で無料レッスンも受けられます。

次回は、パート3、パート4編です。

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