前回、1か月で400語の単語を覚えるための「単語集中月間」を作りませんか、というご提案と、その進め方について書きました。
金フレとのおつきあいはまだまだ続くのですが、しばらくは単語集中月間にいそしんでいただくとして、
今日は、
大人のやり直し英語、ブレイクスルーを迎えるまでの学習時間
というテーマで、脱初級までの学習時間の目安と、そのあゆみなどをお話ししようと思います
英語1000時間理論は無理じゃない
よく英語1000時間理論、と言われます。
自分の英語力が、間違いなく上がった!と確信できて、初級者が中級者へなるために、
必要とされる学習時間の目安、それが1000時間。
これ、聞くとモチベーションあがりますか???
わたしは、下がりました(笑)
そんなん無理やん・・・って。
そもそも初心者のころは、1日に1時間英語にふれる時間を取るのも大変。
なんせ、まだ鋼鉄の武器である「英語の習慣化」ができていないのですから。
でも、今になって振り返ってみるに・・・
ある時期から、知らないうちに
1年間に1000時間のペースで、私やってたわ・・
さほど辛い、とも思わずに割と自然にできてたわ・・と思ったんです。
特に1000時間を意識するでもなく、
1年間に1000時間、という
よく提唱されるペースでの英語学習をすることができていました。
そこで、いろいろリサーチしてみたんですが、
私が知らず知らずのうちにやっていた1年間に1000時間のペースが
他の、国内で英語力を身につけられた方と、時間のひねり出し方のパターンが共通している!!
ということに気が付きました。

・・ということは、このパターンを踏襲したりアレンジしたりすることで、
働く大人にとって学習時間を捻出するのに役立つんではないの??
と思ったわけです。
英語1000時間のひねり出し方には成功パターンがあった!
今回は、いかにその1000時間をひねり出していたのか、というお話ですが
そのまえに、そもそもスタート時のレベルによって、必要な時間が変わってきますね?
ということで、やり直し英語を始めたころに、わたしのレベル感からお話します。
レベルに関係なく、学習時間についてもっと知りたい、という方は次の記事で詳しく書いています。
スタート地点のレベルのおはなし
私がやり直し英語をどれくらいのレベルで始めたか、
そんなの興味ねーよ!
早く学習時間捻出した方法言えよ!
って方は、こちらの方へ飛んでください。

私がもともと帰国子女で、子どものころは英語圏にいました、
大人になってからちょっと忘れかけていたので・・・なんてレベルだったら、
それは多くの大人のやり直し英語組にとって参考になる話ではないですよねーーー。
ご安心ください、そんな素敵な過去は持ち合わせていません(笑)
私がやり直し英語を始めたころのレベルと言えば、、もうさんざんなもので・・。
きっと親近感持っていただけること間違いなしなのです(笑)
それはもう
えーっと・・三単現のsって、過去形にはつかないんですっけ???というレベルでした。
中学生のころは英語は苦手教科じゃなかったと思うんですが、
すでにアラフォーでしたので、さすがに卒業してから時間がたちすぎていたんですねー。
さらに、中学のころ「さほど英語が苦手じゃなかった」というレベルは
(そして、これは多くの私に似た英語やり直し学習者にとってのあるあるなんですが)
肝心の学生時代に、ちゃんと英語の勉強したりとかしたことがなくて、
でもテストの時は持ち前の・・
英語力ではなくて国語力と思考力とテスト対策力でもって、
無理やりある一定レベルの点数を稼いでいた、というパターン。
多いんですよねー、こんな人。
今は大人のやり直し英語講座とかしているのでわかるのですが
このパターンの人、かなりいます。
私を含めこの人たち、中学生のころは困ってないんですよね。
でもって、必ずと言っていいほど高校英語で落ちこぼれます。
なぜなら、基礎力がただの見せかけのハリボテ💦
まさに私もそのパターンで、そのまま放置し続け大人になってしまっていました。
このレベルですと、さぁ大人になって英語をやり直しましょう、と思ったときに困るわけです。
中学英語の教科書に出て切る以上のレベルの英語がさっぱりわからない(当然)
わからない理由がはっきりしていまして。
まずは、「死ぬほど単語を知らない」
1行の中にに知らない単語が多すぎる、
いや、むしろ知ってる単語のほうが少ない、という壁にぶち当たります。
そこで思うわけです。
「とりあえず、全部の単語を辞書で調べればいいんじゃん」と。
で調べてみて、愕然とします。
かなりの時間をかけて、1行の文の中の知らない単語の意味をすべて調べてみたのに・・
「単語の意味全部調べても文の意味が取れない!!!!(呆然)

はい、これ、中学時代さぼっていたツケです。
中学英語までの単純な文は、単語の意味さえ全部調べれば、
パズルのように、ただの雰囲気だけできっとこんな意味のはず・・並び替えればなんとかわかる。
中学生の時は、これで乗り切ってたんですね。
そして、これと同じようにして乗り切ろうとして高校英語でつまずいたのに、
さらに大人になって同じ間違いを犯そうとしてます(笑)
でも、世の中そんなに甘くありません。
そんなに甘ければ、この世にこんなにたくさんの英語難民がいるはずもないのであります。
そこで思うんですね。中学の時に英語をさぼっていたタイプの人間は。
「いまさら問題集とかテキストとかでやり直す気にはなれんわー。もっと楽に英語できるようになりたいわー」と(笑)

はい、性格や勤勉さと言うものは、そうそう大人になって変わるものではないんですね💦
とはいえ、のちに、そんなこと言っていては効率が悪すぎる、そんなに効率悪く時間かけすぎたら、死ぬまでに英語中級者にすらなれん、と気づき方向転換をしますが(笑)
まぁ、始めたときはそんなお気楽な、そしてかなり知識的にも低レベルなところからのスタートでしたよ、と。
世の中には、海外生活バリバリ経験してきて、華麗に英語講師をなさっている方々がたくさんいらっしゃる中で、なかなかにお恥ずかしい過去ではありますが💦
これからやり直し英語を始める皆さんにとっては、これはある意味勇気を持っていただけることなのではないかと(笑)
私はひそかに
英語落ちこぼれおばちゃんが、
国内だけでしかも独学で
どこまで行けるかの挑戦
その勇気と希望の指標になりたい、と思っているのです。

その割には、今も勤勉さ、というところはイマイチ真剣みがたりないのですが💦
次回からは、具体的に1年間1000時間の学習時間を、いかにむりなくひねり出していたか、と言う話をちゃんとしようと思います。
今日の記事を読んで
「お、こんなレベルからのスタートでできたなら、自分にもできるかも」と思っていただければ、
そんな嬉しいことはありません。
とりあえず始めてみよう!と思ったら音読
この記事を読んで、よしとりあえず始めてみよう!と思った方は、
本当は中学文法のおさらいが一番オススメ。
でも、文法かぁ・・昔から嫌いなんだよね、という方は、大人のやり直し英語組にはとても多いはずです。
なぜなら、文法得意だった方はいまさらやり直し英語!とかやらなくても聞いたり読んだりするだけでどんどん伸びちゃう。
文法キライ、でも何かちょっと始めたい!という方には、自分の好きな分野での英語の本をまずは開いて読んでみることがおすすめです。
とはいえ、やみくもに英語の本を開いても、5分で挫折するのは目に見えています。
そもそもなぜ英語の本を読むのがオススメなのか、と英語音読の効果を発揮しつつ初心者でも挫折しにくい英語の本選びについては、こちらで解説しています。

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