おとなのTOEIC 単語対策 なかなか覚えられない単語との付き合い方1

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さて前回は、大人のやり直し英語、初級脱出のための1000時間を
意外と気が付かないうちにひねり出しちゃってました、というお話をしました。

今回は、単語集中月間に話を戻しますね。

というのも・・・・
そろそろ出てきちゃってるんじゃないですか???と思うからです。

なにが・・・???

そう・・それは・・・

何度会っても何度会っても、

どーーーーーーーーーーーーーーしても覚えられない単語

あり・・ますよね💦 ある、んです。

目次

なかなか覚えられない単語は、「ある」ことを知る

金フレなりなんなり、とにかく単語集を決めてパッパッパッパ・・というリズム感で
1周2周、3周めくらいまではぜんっぜん手応えなくて当たり前。
4周くらいから急に手ごたえ感じ始めるはずなんですが、
でもでも、居るんですよ。

何だか知らないけど、
どーーーーーーーーーしても覚えられない、
どーーーーーーーーーしても仲良くなれない
どーーーーーーーーーしても頭にしみこまない単語が。
もう一生こいつとだけはわかりあえない気がする、という単語が。

単純に言ってしまえば、「相性が悪い」の一言なんですが・・・(みもふたもない)

まずはですね、この
どーーーーーーーーーしても相性が悪くて頭に入らない単語が、「ある」という事実を知っておいてほしいと思います。
人によって、どの単語が覚えにくいのかはマチマチのようで、
だからこそ「相性」なんじゃないかと思うのですが。

誰にとってもなぜか知らないけど覚えられない単語、というものは存在します。

なので、「私が単語覚えるの苦手なのが原因」とかは思う必要はないです。

なーんで覚えられないの?と焦る必要もないです。

人と同じで「相性というものがあるのね」と思うだけでちょっと気が軽くなります。

単語が覚えられない? 「覚えやすい単語」はなぜ覚えやすいのか?から考える

なーーーーんでコイツとは仲良くなれないんだろうなーという単語は「相性が悪い」と言いました。
ただ、「相性ですね、仕方ないですね」と放置していてはいつまでたっても覚えられないですよね。

なので逆に、「初めて出会うけど一発で覚えられた!」という単語は、なぜ覚えやすかったのか、その理由を考えてみます。

・音そのものやイメージが意味を連想しやすい 
 occur (起こる) オカー・・オコル・・なんか似てる
 fluent (流ちょうな)・・フルート的な・・音がなんかスルーっと流れる感じする

・カタカナ英語になっていて馴染んでた
 highlight (強調する スポットを当てる) 「今週のハイライト!」っていうもんね

・変化形を元々知っていた
 equally (同じように) イコールの仲間かぁ・・

などですね。
その複合型というのもありそうです。

要するに、音・イメージ・意味になにかとっかかりがあること。

「相性が悪い単語」
には、総じてそれが欠けている、という原因が考えられそうやん?と思うのです。

・音が手掛かりにして連想できない
・カタカナにもなってない
・変化形も知らない

だから覚えにくい。

ということは、その原因から打開策を探してみようではないか、ということを私はよくやっています。

いつものように、「理想」を語るのではなく、どれだけ楽にできて続けられそうか、を考えて(笑)
楽な順に書きますね(^^)/

覚えられない単語を覚える対策① 似ている単語を探す

まず
やはり「音」「字面」に手掛かりがないかもう一度再考してみます。

われわれ、漢字の字面で意味を「感じる」ことありますよね。
サンズイがついてたら水に関係あるかな、とかそんな感じ。

英語にも「なんとなく雰囲気」みたいなのがあります。
例えば、gl で始まる単語・・私にはなんだかギラギラ・ガチャガチャして見えます。
じっさい
リップグロスの glossは艶・光沢と言った意味ですし
ガラスコップのglass
お化粧のラメのことをグリッターって言いますね glitter 

このように、音が似ている・字面が似ている、と意味・イメージも似ている、というのは英単語にもあることなのです。

な最初は、音的に、スペル的に似てるのはないかな?と思いめぐらしてみます。

金フレには出てこないのですが、どーーしても覚えられなかった
”snotty” 偉そう 横柄 というのがありまして、
スノ・・スノ・・スノーマン‥は違う・・・スノ・・スノ・・と・・
しばーーらく字面を見つめ・・・

あ!!!snob(偉そうにしてて鼻につくやつ)の仲間だ!
と思いついてからは、もう忘れなくなった、ということもありました。

はい、対策その1は、とりあえず自分の脳内で字面や音で似た意味の手がかりを探す、でした。

覚えられない単語を覚える対策② 字面を分解

その2は、字面を眺めるの発展形字面を分解してみる、です。
例えば
P114にある
“renowned”は
・re 繰り返し
・(k)nown knowの過去分詞 知られた
・ed (特性がある)という意味を持ちつつ形容詞を作る
の三つに分解できます。
とーーってもあっちでもこっちでも(re)、知られちゃった(known)、という状態(ed)
で、「名高い」「著名な」
になります。

接頭語・接尾語などの知識がある程度ついていれば、この辺までは特に辞書やなんかで調べなくても自分の脳内だけでひねり出せるので、作業的には楽です。

ちなみに、接頭語接尾語だけでなく、単語を分解して部品を組み立てるように理解する、という単語の研究もなかなか面白いので、またいつかご紹介しますね。

ということで、対策その2は字面を分解して手掛かりを探す、でした。

覚えられない単語を覚える対策③ 例文でイメージする

三つ目は、最初は(特に英語初級の間は)慣れないかもしれませんが、実はこれが王道その1です。
例文で覚える

金フレだと左ページですね。

eligible (資格がある 金フレP108 )という単語がありますね。
基本の英単語の割には、ちょっと堅めなので脳になじみにくいです。

ableがついているので、なんとなく「可能」なんだろうな、という推察はつきますが、eligiがわかりません。
そして、「資格がある」という訳では、なんとも脳にしみこみにくいです。

こんな時はもう左ページの
Employees are eligible to receive paid holidays.
(従業員は有給休暇を取る資格がある)
の文を、いったん丸暗記する覚悟で何度も何度も声に出して読んでみます。

そうしているうちに、
Employees are eligible to ・・
Employees are eligible to ・・
主語と動詞がどっちもEではじまるな、なんてどーーでもいい情報なれど、ちょっとした印象もつきます。

最初はこれでいいんです、なんとなくEがつくかんじ、従業員とかに関係ある単語だった、従業員がなんだったっけ・・・そうだそうだ有給をとる「資格がある」とかだった。

最初は、こんなぼんやりしたイメージの積み重ねからはじまるんです。

これ、本当に王道で正しい勉強の仕方なんですよ。

be eligible to 動詞

というカタチが丸々覚えられるうえに、

状況が目に浮かびますよね

ここ、すごーーーく重要です。
今までなじまなかった単語に、これで
イメージというとっかかりができた、んです。

「エピソード記憶」とまでは言えませんが、その疑似体験
自分が体験していなくても、例文の中でその単語の触れ合うことで、ほんのちょっとしたエピソードが自分とその単語との間にできるんです。

この、軽い「エピソード記憶」の連続を体験できるのが、ドラマや映画を使った英語学習なんですけどね。またその話は後日。

ということで、対策その3は、王道の「例文暗記」でイメージをつかむ、でした。 

覚えられない単語との向き合い方は、その4・その5もあるのですが、
この4も5もとても重要で・・

なので、今日はこの辺で。

似ていてややこしい単語、どっちがどっち?の解説もしています。

「この単語とこの単語が似ていて紛らわしいから解説して」などのリクエストも受け付けています。
コメント欄やツイッター(X)からお知らせください。


ラップ、ワイパーなど、身近にあるカタカナ語を手掛かりにして、英単語を覚える、という記事も書いています。

*この記事を書いた人*
JUJU〈寿崎〉 加純

大人のやり直し英語講師

・企業様のTOEIC講習委託講師

・福岡県職業訓練TOEIC講習委託講師

・個人の生徒様のやり直し英語・TOEIC・英検・高校受験大学受験

オンラインで、個人指導・少人数グループ指導に対応しています。
講座内容はこちらでご確認ください

Twitter:(@EnglishJuju)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • >>Birch waterさんへ
    あはは、やっぱり。いますいます、いますよね、ヤツら(笑)
    > Improve とかは  My English is improving と言いながら 右肩上がりの矢印を↗︎ ⤴️ をずっとイメージしつつ、人差し指を上に上げる動作付き
    すごい!!
    まさにまさに、そんなことも書こうと思ってました。
    そうそう、自分の体も使って動詞なんかは動作込みで覚えたほうが覚えやすいし、話す時もそうやって覚えた単語は口から出やすいんです。
    すごい!自然と実践なさってるんですね♪
    proveって「証明する」ですよね。
    このproveの意味を英英辞書とかでみると、「正しさを確かにして表す」とか「価値を確かにして表す」みたいに書かれているんです。
    そして、あたまの im は in なので、何かを入れ込む感じ。
    ということで、確実性や価値を入れ込んでいくこと、で「進歩する」「向上する」みたいですよ。
    でも、そんなことより、
    > オレの英語が進歩している事を“証明”してやるー
    ↑これのほうが最高に素敵で一生忘れない気がします(笑)
    com、多いですよね。
    comやcon co、はどれもコンビの”コ”なので、二人以上二つ以上のものが「一緒に」とか「協力して」という意味のことが多いです。なので、comで始まったら、「一緒に何をするのかな?」とおもってその後ろのパーツを見るといいかも。
    あ、でもときどき「一緒に」ではなくて、completeみたいに「すっかり」「完全に」の co comもあります(pleteは「満たす」完全に満たしてしまうからコンプリートです)
    > 文を丸暗記というのは効果ありそうですね。
    1ワードに1意味という一対一方式が、苦手な人も多いので(私もなんです(^_^;))
    一対一方式で無理な単語は、文章で、をお勧めしてます。
    これを全部文章暗記しようとすると、こんどは時間と労力がかかりすぎなので、バランス・・ですよねー。

  • こんばんは。
    >>もう一生こいつとだけはわかりあえない気がする、という単語
    笑っちゃいました!
    あります!あり過ぎて困る😓
    何度も目にしてる…覚えようと頑張ってたけど分かりあえないやつ(ら)がいます。
    Improve とかは
    My English is improving と言いながら
    右肩上がりの矢印を↗︎ ⤴️ をずっとイメージしつつ、人差し指を上に上げる動作付きでやっと分かり合えました(笑)
    そしたらproveが全然意味違うじゃないですか⁉︎
    オレの英語が進歩している事を“証明”してやるーと、もう訳わからない覚え方しております。
    あと英語ってやたらとcomが付く単語が多すぎで、これはとても厄介です。
    文を丸暗記というのは効果ありそうですね。
    単語だけだから難しいけど文脈ごとならいける気がしてきました。
    まだまだ先は長いですが、今夜も奴らと分かり合えるよう頑張ります。

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