おとなのTOEIC 単語対策 金フレとの付き合い方①

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このページは金フレなど、英単語の単語帳を覚えたいと思っているけど、
何度やっても毎回途中でやめてしまう方へ向け、
単語集との挫折しにくいお付き合いのしかた、について解説しているコラム兼、
実際の学習方法について書いています。

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500語覚えるためのさらなる具体的方法を読む方はこちら

そもそもなんで繰り返すの?じっくりやったほうが覚えられるんじゃない?という疑問には、短期で繰り返すことの意義について語っていますので読んでみてください。

さて、前回は、

「TOEICの公式本をぺらぺらめくってみたけど歯が立ちません・・・原因は、単語が分からなさすぎです・・・
では、TOEIC用の単語帳と向き合いましょう。
どうせなら、TOEICによく出る単語が載っているものを選ぶのがベストですよね。
それに最適なのは、まず金のフレーズですよ」と
ここまででした。

(同じシリーズに表紙の似ている「金のセンテンス」もあります、間違えないようにお気を付けください)

注)TOEICを受ける気にはなったけど、実は中学校で習う単語も自信がない、と言う方は
同じシリーズの「銀のフレーズ」のほうがいいかもしれません。


使い方、魅力は金銀どちらも共通です。

目次

金フレは、単語学習の効率が良い

TEX加藤さんという、TOEIC好きには超有名な先生の出されている本で、大大大ベストセラー単語帳です。

これを持っていないTOEIC受験者は、
よほどのツワモノか、何も知らない初心者か、ってなくらいです。
なぜそんなにバカ売れしているかと言うと
「圧倒的な効率の良さ」

なぜ効率がいいのか

金フレには、TOEICに出る単語しか載ってない

金フレは、出題傾向を徹底的に分析し、TOEICに本当に出る単語だけを収録しています。


TOEICによく出てくる単語
それは学校の教科書によく出てくる単語とはちょっと傾向が違います。

学校では全く習ってないけどTOEICでは基礎中の基礎、みたいな単語もたくさんあります。

それは、学校のテストがいいとか悪いとかそんな話ではなく
ただ単にテストの目的の違いによるものです。


そして、確かに学校のテストでも出たけど、
学校のテストの中とは違う意味でよく使われる単語、とかもあります。

金フレには、知ってる単語が違う意味の見出しで載っている


例えば
”advance”
この単語は、知っている人は多いと思うんです。

うんうん、なんか「進歩してる」とかいう意味やろ、、、って感じですよね。
そうなんです、間違いではないです。

でも、TOEICでadvanceが出てくるときは
“advance notice”事前の通知」のように、「前もって」と言う意味で出題されることが多いです。

“well in advance” 「十分に前もって」(時間に余裕をもって)という意味で使われます。

もちろん「進歩」の意味でも問題に出てくることもあるのでしょうが

TOEICでadvanceが「事前の」の意味でよく使われるのなら
最初っからそっちの意味で覚えたほうが効率がいいですよね

ということです。

金フレは、最新のTOEIC出題傾向によって収録単語が変わる

次に
実は私、この金フレ2冊持ってます。
途中でリニューアルされたからです。
といっても本の形式が変わったわけではありません。

載っている単語が一部入れ替わりました。
なぜか・・・


それは
TOEICの最新のテスト傾向を分析して、「本当によく出る単語」にこだわっているからなんです。スゴイ!

勉強のモチベーションが上がるから、学習効率がいい

頑張って覚えたのにテストにでないとちょっとがっかりですよね。
本当は覚えて損な単語なんて一つもないんですよ、ないんですけど、、、
でも今日覚えた単語、明日問題集の中で見つけたらモチベーション上がるじゃないですか。

本当に出る単語ばかりだから、「覚えても無駄なのでは?」と疑わなくて済みます。

「この単語、本当に使うのかな?」と思わなくてすめば、モチベーションが上がる

TOEICによく出る単語が載っているということは、
点数に直結するのはもちろん、
勉強のモチベーションを維持するのにもとても大切なんです。

なんかもうべた褒めの激押ししてますが、
本当に、心からおすすめなんです。

単語帳選びは、信頼感が大事

単語帳に取り組むとき、その単語帳への信頼感ってやっぱりとても大事なんです。
「あーしんどい、、これ覚えて本当に役に立つのかなぁ」と思うより
「あー、しんどい、でも、これ覚えたら絶対役に立つ」と思いながら勉強したいですよね。

金フレの使い方① あえて英→日で

金フレの最初の載っているフレーズは、本を開いて左側に

「とにかくやってみよう」
”Let’s try a___________.

と書かれており
右ページに ”anyway”【副】とにかく
と書いてあります。

金フレは 日→英の形式になっている

そうです、「とにかくやってみよう」の訳をもとに
aではじまる「とにかく」にあたる単語、anywayを思い出す
という形式になっています。

そして、備考欄もついており、
「part○に頻出」や
他にもこんなフレーズで出題されます、みたいな情報、類義語、発音記号
こんな例文で出題されます、などの情報がてんこ盛りです。

が・・・・
たくさんの情報は素晴らしいのですが、
初学者がすべての情報を覚えようとすると・・・それはやはり脳が混乱する原因に・・。

金フレは優秀 でも、挫折しないために負荷は最小限に


人間、一度に脳に入れられる情報は限られます。

全部一度に覚えようとすると、挫折率が高まります。

初心者ほど、覚えることは必要最小限にするのが挫折しないコツ


やはり最初は必要最低限から始めたほうがいいと思うのです。

そして、多くの人にとって
「日→英」しかも、最初からフレーズ・・は負荷が高い

だからここはあえて
単語のみ、しかも英→日

金フレ 最初は 英→日で

つらくなって投げ出さないためにも

まずは、右ページの赤い字の英単語を見て、
何となくぼんやり訳を知っていく

というところから始めるのがオススメ。


フレーズに進むのは、だいたいざっくり意味を覚えてからでも十分です。

なので、
具体的には、最初に使うのは右側(単語のみ)のページ

”anyway”をみて、「とにかく」
という意味を思い出す練習から始めるのがおすすめ。


ただ、”anyway”の文字のすぐ下に「とにかく」って訳が印刷されちゃってるので、そこは手で隠すなり紙かなんかで隠すなり、なんか工夫してくださいね。

”anyway”とにかく、最初から負荷を上げないで
嫌になっちゃわないために、簡単にできそうなことから手を付けます。

金フレのおすすめの使い方②あえてザクザク進める

1ページに10個の単語が載っているわけですが、
じっくりじっくり、一つ一つの単語を完璧に覚えてから先に進もうと思ったりしていませんか?
それ・・・挫折のもとかも・・・・

単語に取り組むときのコツは
「あえてザクザクスピーディーに進める」です。

えーー、そんなこと言っても、そんなに簡単に覚えられないよ、と思いますでしょ?
だ・か・ら、です。
そんなに簡単におぼえられないからこそ、どんどんザクザク進めなきゃいけないんです。

あなたもやってない?単語が覚えられない人がやりがちなミス

「単語が覚えられません」という人が高確率でやっている方法があります。

それは・・・

今日、じっくりじっくりがんばって完璧に単語20個覚える
明日も、じっくりじっくりがんばって完璧にした次のページの単語20個覚える
明後日も、じっくりじっくりがんばって完璧にしたその次のページの単語20個覚える
・・・・・

途中でふと思い立って、初日に覚えた20個を見てみる。

・・・忘れてる・・!!!


がーん!

「やっぱり自分は単語を覚えるの向いてない」

と思い込む。

あるある、じゃないですか?

どんなに頑張ってじっくり時間をかけて今日覚えても、
それっきり何日もその単語に出会わなかったら・・・
悲しいかな、私たちの脳は忘れてしまいがち・・・なんです。

じゃぁ、どうしたらいいと思いますか?

なぜ忘れるのか、理由を考えてみる

ほとんど会わない人の名前は覚えられない 

英単語とその意味を
人の顔と名前だと思って想像してみてください。


今日一日中、じっくり付き合った○○さん。
そのまま1か月会いませんでした。
あるときスーパーでバッタリ再会。
あら・・あなたはたしかあの時の・・・

えーっとえーーっと、すみません、お名前なんでしたっけ???


ってなりますよね。

でも、
ちょいちょいすれ違う△△さんがいるとします。
ほんの一瞬、ほぼすれ違うだけだけど、
毎朝「おはようございます、△△です」と言ってくれます。
1か月も毎朝あいさつされてたら、

さすがに名前くらいは憶えてますよね。

そんな感じです。


どんなに時間かけても、
そのまま何日もその単語に触れあわなかったら忘れちゃうんです。

一つの単語にかける時間は短く かわりに回数を多くする


時間は短くていい、
その場で覚えられなくても全然大丈夫、
明日も明後日も、何度も出会ううちに自然と記憶に残ってきます。


そのためには、一つに時間をかけていては間に合わないのです。


1単語につき、リズムよく、パッパッパ‥と進みます。
英語を見て、意味を思い出そうとして、2,3秒で出てこなかったら潔く答えを見てしまいます。
それをどんどん繰り返します。パッパッパッパ・・テンポよく。
何度も何度も繰り返します。

2秒で思い出せなかったら、すぐ訳を見ていい

1日にだいたい何ページやるか決めて、
最初は・・・そう・・・1日に5ページくらいはどうですか?
今日も明日も明後日も、同じ5ページをやります。

1単語にかける時間は2~3秒

500語分ページをめくっても、数分しかかかりません。

そのかわり、それを何度も繰り返す


そのうち、覚えている単語が多くなってきたら5ページめくるのが・・あーららくちん
あっという間に5ページすすんじゃった、って感じになってきます。そこで次の5ページに進みます。
パッパッパッパ・・テンポよく。


そのページが完璧にならなくても次のページに進む勇気、
パッパッパッパ・・

テンポよく進んで、
じっくりお付き合いするのではなく、
何度も出会う回数を増やす。
それが大切です。

1か月に500語覚えられるってホント?

1か月に500語英単語の意味が覚えられる、と言われたらどうですか?

「そんなに覚えられるわけないじゃん」とお思いですか?

それが・・・そうでもないんです。
ここまで書いてきたように、「単語との出会いの回数」を重視してテンポよく
そのかわり、1日に出会う単語数を多めに設定します。
1日に200語できれば、本当は月に1000語覚えられる計算ですが、実際に自分でやってみたところ、1日に200語はかなり気合を入れないと続けられませんでした。

とはいえ、1日のノルマを減らしたら、単語集1冊仕上げるのに何か月もかかる計算になり、それも途中でうんざりしてやめちゃいました。

そのような試行錯誤を経て辿り着いたのが「1日100語ずつ、1か月で500語」のペースです。

500語覚えられると、かなり見える景色が違ってきます。それを2か月繰り返すと、確実に英語の実力は1段上がったことを体感できます!

この方法で、自分が講座を持っているところの生徒さんにも1か月500語チャレンジしてもらってます。
もちろん、全員が継続できるわけではありませんが、他の方法を用いて勉強してもらっているときより、明らかに単語の伸びがいいクラスになっています。

明日クラスで配布する予定の記録用紙をここでもシェアしますので、よかったらこれを使ってみて、1か月で500語単語を覚えてみてください。

金フレ 1か月で500語単語を覚える方法・注意点

  • 覚えたい範囲を決める(500語目安)
  • その範囲を5分割する
  • 5つに分かれたパートをそれぞれ、A、B、C、D、Eと名前を付ける
  • 今日はAの100語、明日はBの100語、明後日はCの100語・・という風に毎日のノルマを決める
  • 実施出来た日にはカレンダーに、AならA,と記入
  • A,B,C・・の順でやっていく、(Aの日を2日続けたりしない)
  • Aの日から次のAの日までの間隔を1週間以上あけない(定着率が落ちます)

これを守ると、1か月でA~Eのパートの500語すべて5~6回出会うことができます。
これくらいやると、100%とは言いませんが、その範囲の単語集の7割から8割くらいの単語は「覚えられた気がする」程度にはすっかり記憶に残っています。

騙されたと思って一度やってみてください。
クラスの多くの生徒さんが「思ったより覚えられてうれしい!」と言ってくれている方法です。

記録用紙はぜひ活用してください 毎日継続のモチベーションになります!

1か月で500語英単語覚える チャレンジ記録シートダウンロード

今年の単語、今年のうちに・・年内にひとつやり遂げよう!

とりあえず、2024年新年の目標として、1か月かけて500語覚えてみませんか?

そのための補助ツールがこちらです。
金フレ、助走の400語とpart1重要語、計500語を一か月で覚えるための学習記録ツール

A~Eの枠の中には、覚えたい単語の範囲を書き入れます。
このファイルでは、助走の400語+PART1重要語を覚えるようにしていますが
範囲の欄は書き換えて使っていただいて大丈夫です。


記録を付けることによって「やった日」「やらなかった日」が可視化されます。
すると・・不思議なことに・・
「今日は忙しかったしもう休んじゃおうかな・・・」と悪魔のささやきが聞こえたときに・・
全然やらないとそれが記録に残っちゃう、もうひと踏ん張り、
10分だけでも今日のノルマをざっと見ておくか・・
という気持ちになれます。

できなかった日は(予備日)で調整

体調が悪い、突然大変なことが起きた、など
どうしても単語どころではない日もあると思います。
そんな時は、寝る前に5分、ざっときょうんお範囲を眺める、だけでもかまいません。

そして
途中で(予備日)を入れていますので、そこで帳尻を合わせてください。

*Aの範囲をやった日、その次にAの範囲をやる日、の間が1週間あかないこと
(間隔があきすぎると定着率がガクンと落ちます)

*それぞれの範囲を1か月間に6周すること
(4周目まではほぼ覚えられず、5~6周目で急激に覚えられます)

具体的な方法をもっと詳しく、という方はこちらの記事にも詳細を書いていますし
シートの書き方、まだよくわからない、とかこんな方法はどうですか?など個別に質問がある方は、コメント欄やTwitterでご連絡いただければ、必ずお返事いたします。

そしてもう一つ大切なこと。
「毎日やることは大切ですが、うんざりするほどはやらないでください」
パッパッパッパ・・テンポよくリズミカルに進むのが楽しい、そう思える程度の時間で切り上げましょう。
語学はどうしたって、一日にはならないのです。
だったら、続けていけることが一番大切。
嫌になっちゃわないために、うんざりしてしまう前に切り上げる、その代わり明日もやる。
のがコツですよ♪

金フレとの付き合い方のコツ、まだもう少し続くのですが、長くなったので今日はこの辺で。
次回に続きます。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • >Birch waterさん
    コメントありがとうございます。嬉しいです♪
    ですよね~~~、どちらさまでしたっけ?ってなりますよね(笑)
    これが本当に人の顔と名前だったら、なかなか覚えられなくてもテヘヘ、まぁ、何回も会えばそのうち覚えるわ、ですませられるのに、
    こと英単語になると、、「あーーー、もう、やっぱり英語とか私に向いてない!!」って投げ出したくなるんですよね💦
    私も英語苦手組からの出発だったので、その経験を生かしてこれからも
    「英語苦手だけど、そこそこのお年になってからやり直したくなった人向け」に発信していこうと思います。
    よろしくお付き合いくださいね、お願いします。
    JUJU-English 加純

  • こんにちは。
    大人のやり直し組です。
    >あら・・あなたはたしかあの時の・・・えーっとえーーっと、すみません、お名前なんでしたっけ??
    よくあります!
    えーーっと確かどこかででお目にかっかったことが、、、でノートとか本をぱらぱらめくって見つけられるととっても嬉しくなります。
    そこでやっと次にお会いした時は!となるものもあり、まだ何度かお会いしないとなものもありです。。。大人ですので
    >その場で覚えられなくても全然大丈夫、明日も明後日も、何度も出会ううちに自然と記憶に残ってきます。
    とても勇気づけられます!
    嫌にならない様にでも毎日続けていきます。
    毎回、更新を楽しみにしています。

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